幻の…台・鉛温泉ハイキングコース 2

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幻の…台・鉛温泉コース 1

「幻の台・鉛温泉ハイキングコース」の後編です。前回は9月17日に台温泉~六郎山~鍋割川徒渉点まで歩きました。今回は、逆コースの鉛温泉側から入山し鍋割川徒渉点まで歩き、この幻のコースを繫げたいと思います。鉛温泉スキー場よりスタートです。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 2

鉛温泉の藤三旅館を望みながら車道を歩きます。この幻のハイキングコースは、現在廃道(ヤブ)となっていて登山口には標識は無く、また登山道上にも目印すら何もありません。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 3

秋ですねぇ~♪道端に咲くコスモスが綺麗でした。始めて入る山で、しかも道を探しながらの登山になるため、時間が読めず…よって、早めの行動で6時30分には鉛温泉スキー場に車をデポし歩き始めまし

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 4

果たして廃道状態の(かつ記録がほとんどない)幻の登山道をどこまで解明出来るかなぁ~?鍋割川徒渉点から、またヤブを漕いで来た道を戻るのも芸がいないので、まったく記録の無い枝沢を詰めて大森山方面へツメ上げ鉛温泉へ至る周回ルートを考案しました。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 5

歩き始めは、歩きやすい林道だったのですが…。まさに未知なるものへの挑戦!「アドベンチャー」気分でワクワクしました♪そうそう、9月31日(日)は台風の影響で山行は危険と判断し、30日(土)の午前中の仕事の空き時間を利用し即効で行って参りました。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 6

廃道に近い林道を進みます。奥に進むにつれてどんどんヤブが濃くなりますが、踏み跡は明瞭でしたのでどうにかなりました。途中何箇所か林道分岐がありましたがGPSで方角を定め歩を進めていきました。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 7

ヤブの林道が、やがて登山道に変わりましたが、こちらの方がヤブが少なくて快適に歩けました。途中2箇所ほどに朽ち果てた金属板の道標が登山道に落ちていました。「やっぱりこの道で正解だったのだ!」と安堵しました。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 8

道中、何故かこのような一升瓶がゴロゴロと転がっていました。昔は、宴会用のルートだったのかなぁ~?

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 9

452m峰南斜面の390mコルまでは踏み跡がシッカリしていましたが、そのコルをから先は消失してしまいました。沢へ降りてみると沢沿いに道があることが判明しました。しかし、その道が崩れていて歩き難い箇所が多く、沢通しに下降した方が楽だし早いです。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 10

滝はまったくなくナメとゴーロの沢で快適に歩くことができました。もう直ぐ鍋割川本流に到着する所で、完全に道を見失いました。おそらく、本流を下降するのではなく、山腹沿いにトラバースしながら進む道があるのだと思います。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 11

その道を探すのも面倒なので、そのまま鍋割川の本流を下降することにしました。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 12

鍋割川本流は、ナメが綺麗な沢です。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 13

前回の到達点である鍋割川徒渉点(朽ちた橋のあ場所)に到着しました(鉛温泉スキー場車デポ地より1時間50分)。これで台温泉ルートと鉛温泉ルートが繋がりました。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 14

その朽ちた橋から先は、大森山目掛けて西方向に伸びる枝沢を遡行しました。所々ナメが美しいです。途中2箇所、小滝が出てきましたが、遡行上特に問題ありません。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 15

大森山の440mのコルまでは、ヤブ漕ぎなしで快適でしたが…。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 16

そのコルから先が結構ヤブがひどく大変でした。せっせとヤブを漕いでいたところ、突然踏み跡を発見!超ラッキー!まさに奇跡です。大森山の山腹をトラバースするように付けられていました。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 17

そのかすかな踏み跡を辿って行くと林道にポンと出ました。林道と言っても廃道同然のヤブだらけの林道ですが、踏み跡はハッキリしていました。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 18

その荒れた林道を下って車デポ地の鉛温泉スキー場へ戻って参りました(全行程3時間40分)。全行程の半分以上は沢の中を遡行していましたので、渓流シューズか渓流足袋は必須アイテムとなります。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 19

帰路、近くにある「昭和の学校」へ寄ってみました(上の写真)。子供の頃よく見た懐かしい看板がたっくさ~ん!

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 20

これも~♪

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 21

下山後は、盛岡市内の幸楽苑で期間限定の「青森初!煮干らーめん(561円)」と餃子を食べ、お昼の12時には無事帰宅することが出来ました。

2018年9月29日撮影

幻の…台・鉛温泉コース 22

短いながらもプチ冒険気分を味わえて、とても楽しい山行でした。2回に分けて踏破した「幻の台・鉛温泉ハイキングコース」。今後、このルート、復活することはないのかなぁ~?温泉と温泉を繋ぐルートって、なんか素敵ですよね~♪

2018年9月29日撮影

GPSの軌跡

<2018年 9月29日(土)>
行動時間 3時間 40分(休憩時間含む)
登り:1時間 50分 下り: 1時間 50分

鉛温泉スキー場(6時30分)~「ここより沢へ降りる」地点(7時25分)~鍋割川徒渉点(朽ちた橋)(8時20分)~大森山コル(9時10分)~鉛温泉スキー場(10時10分)
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