三界山 1

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焼石連峰・三界山 1

特急タラ号にて三界山を登りに参りました。 メンバー5人、所属山岳会は4つの混合チーム、ワイワイガヤガヤと楽しい山行となりました。

登山口の大森山トンネルにて身支度する メンバー、一番右が私です。7時半出発!

2012年5月13日撮影

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その大森山トンネルからガシガシと 登っていくリーダーのタラさんです。 とてもわかりにくい登山口です。

2012年5月13日撮影

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三界山には登山道がありません。 登頂するには、①沢登りで(合居大谷右俣) 登るか、②残雪期に雪を利用して登るか…。

①の沢登りに関しては、2002年7月13~14日に 1泊2日で合居大谷右俣をツメ上げ三界山の 山頂に立ちました。源頭部では強烈なヤブ漕ぎ (約30分)を強いられた記憶があります。

2012年5月13日撮影

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あれから10年… 残雪期のの三界山はどんな感じなのかな? 楽しみ、楽しみ~♪

2012年5月13日撮影

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この三界山、積雪期に登れる期間が極めて 短いです。なぜなら、アプローチの国道397号線 の開通(冬季通行止解除)が、5月中旬です 。

今年は5月11日でした。 開通後、約1週間がチャンスでしょうか! それを過ぎるとヤブに阻まれ登頂は厳しくなる。

2012年5月13日撮影

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天気予報によれば曇りのち晴れの予報が… ご覧の通りガスの中です。

2012年5月13日撮影

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大森山のトラバースにて。 夏道に忠実にトラバースしていきましたが、 残雪で道が隠れ、探すのに難儀します。

2012年5月13日撮影

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この濃いガス…。 モノトーンの世界も悪くありません。 まさに幽玄の世界ですね♪

2012年5月13日撮影

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大森山のトラバースを終えコルにて。 一番左が私です。 あぁ~晴れてくれないかなぁ~!

2012年5月13日撮影

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5合目の釈迦懺悔にて。 お釈迦様でも懺悔することがあるのかな? と思いきや、我々がお釈迦様に懺悔する のだとか…。なるほど納得!

2012年5月13日撮影

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そうそう、トンネルの上の登山道入り口から 三合目合流点までは、半やブ状態でした。 余程登る人が少ないのでしょうね。 ヤブと残雪で倒れた木々が進路を阻み 歩きにくかったです。

2012年5月13日撮影

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おぉぉ~青空が見えたぞ~♪ 先ほどトラバースした大森山を望む。

2012年5月13日撮影

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お日様の力って凄いですね♪ 白黒のモノトーンの世界から、いきなり カラーの世界に変えてくれるのですから。

2012年5月13日撮影

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振り返ると大森山の姿がはっきり見え感動! 目指す三界山は生憎上半分に雲が掛かって 見えません。

「もうちょっと雲が上がってくれないかなぁ~!」 って、さらに晴れることを願期待しながら 歩を進めます。

2012年5月13日撮影

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その青空もほんの束の間、 またもや厚い雲とカスに覆われてしまいました。 くぅぅぅ~!ガスの中、1,054m地点の 手前より夏道を離れ1,117m地点を目指します。

2012年5月13日撮影

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標高を上げるにつれどんどんガスが濃くなり 先がさっぱり見えませんゞ。 こんな時、役に立つのがGPSです。

今回はメンバー5名の内4名が GPSを持参していました。 まさに「ハイテクパーティー」ですね!

2012年5月13日撮影

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氷のシャンデリアが綺麗でした♪ 1,140m付近の8合目まで夏道沿いに登って、 そこで沢を徒渉し山頂を目指すのが一番 効率の良いルートだと思っていました。

ところが実際は、この沢は雪解けでゴーゴーと 勢いよく流れていて、とても徒渉するどころ じゃありません。よって、徒渉しなくて済むよう 胆沢川の右岸側(進行方向左側)に沿って 登ることにしました。

2012年5月13日撮影

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昨日は新雪が積もったようでした。 プチラッセルです。長靴の私は、 足が冷えて冷たかったです。

2012年5月13日撮影

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問題は「このガスの中、どの斜面を登るのが 一番ヤブ漕ぎをしなくて済むか! 視界が効けば雪が山頂まで続いている所に ルートを取ればよいのですが、ガスで先が さっぱり見えません。

2012年5月13日撮影

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大体の見当をつけ登るしかありません。 さすが皆さん、ベテラン揃いです。

急斜面を登り詰めヤブ漕ぎをほとんど することなく山頂にどんぴしゃり出ました! 最後の雪壁を登るW女史です。

2012年5月13日撮影

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登ること約4時間、三界山の山頂に到着です♪ 結構長かったなぁ~!でも話しながら 登っていたので、あっという間だったような。

2012年5月13日撮影

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山頂からの展望はガスで何も見えません でしたが、新雪の中に可憐なカタクリの花が 一面咲き乱れ綺麗でした。

2012年5月13日撮影

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山頂の氷のシャンデリアも見事でした♪

今の時期の登山の難しい所は、雪がタップリある 部分は快適に雪面を歩き続けることが出来るの ですが、その雪が途切れると、ヤブ漕ぎを強いられ てしまうことです。よって、出来るだけ登山道に 沿って歩を進めないと難渋します。

2012年5月13日撮影

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山頂直下の雪壁を下るW女史。 行きはよいよい帰りは…ですね。

2012年5月13日撮影

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三界山の下りはあっという間でした。 帰りもひたすらモノトーンの世界を下りました。 単調な下りで睡魔と闘いながら歩いていました。

2012年5月13日撮影

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皆で撮影大会です♪ 何を撮影しているかと言いますと…

2012年5月13日撮影

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はい、これです! マンサクの花です。 この花、豊年満作から付けられた ネーミングとも言われます。

2012年5月13日撮影

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国道が見えてきましたぁ~♪ もうすぐ大森山トンネルです。

皆でワイワイガヤガヤ楽しい山行になり 親睦を深められてよかったと思います。 皆さん、お疲れ様でした♪ そして、ありがとうございました!

2012年5月13日撮影

GPSの軌跡 ※クリックで拡大

<2012年5月13日(日)>
行動時間 7時間30分(休憩時間含む)
登り:4時間 下り:3時間30分

大森山トンネル(7時30分)~三合目合流(8時50分)~1054m(9時50分)~三界山山頂(11時30分)~ 1054m(12時55分)~三合目合流(13時50分)~大森山トンネル(15時)
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