大深沢 湯ノ沢 1

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八幡平 大深沢・湯ノ沢 1

まずはアプローチ方法ですが、田沢湖町の 宝仙湖から玉川温泉に向かう途中に 黒石林道の入口の看板があり、 その林道をひたすら約10kmほど走ります。

「筍林道」と称されているほど、シーズンは 筍採りの車がたっくさん入ります。 (筍採りの場合、通行料を徴収されます)

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 2

上の続き…その黒石林道を進むと、やがて 大きなY字路(右の写真の看板あり)に 出ます。

左が黒石林道、右が発電所用 の林道です。どちらも整備された 立派な林道でした。

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 3

上の写真の看板の発電所用の林道を10Mほど 進むと、左側に大きな空地(車20台以上駐車 可能)があります。

そこへ車をデポし、そこから 発電所用の専用林道をテクテクと下りました。

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 4

上の写真の空き地から傾斜の強い林道を 下ること約5分でゲートがあり、通行止め になります。ワイヤーが掛っています。

この林道をひたすら小走りで下ること 約40分で野湯のある湯ノ沢の出合に 着きます。ところが…下に続く…

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 5

しかし、我々は勢い余ってか? そこを通り過ぎてしまい、気づいた時には ダムまで来てしまいました…。

ここまで約1時間でした。 (2万5千図の「大深沢」の「大」の文字 あたりにあるダムマークのところ) よって、来た道を戻るハメに…。

2007年6月17日撮影

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これが2万5千図の580M付近に ある建物(企業局の見張り小屋)です。 野湯はここより2~3分の所にありました。

S嬢は以前、この野湯に来たことがあった そうですが、完全に記憶が飛んでいたようで。

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 7

これが噂に聞いてた大深沢の「野湯」です♪ なかなか立派な露天風呂でしたよ。 湯加減もいい感じでしたし…。

今度来るときは、ここでひと風呂浴びて みたいものですね♪

2007年6月17日撮影

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野湯にはこのような脱衣所もありました。 秋頃にもう一度、行ってみよう♪ 今度は宴会と遡行目的でね。

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 9

湯ノ沢のアプローチはこの野湯の直ぐ側の 山側に梯子があります。(写真通り) この梯子を上ると、しっかりした山道があり、 その道を進むと、湯ノ沢580Mの二俣へ出ます。

630Mにある取水口までこの道は続いていますが 580Mの二俣からは沢を歩いた方が、 楽だし早いように思います。 出合付近にはヤブ蚊がイッパ~イ!

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 10

これは取水口手前の下流部にて…。 えっ?水が枯れるんじゃない!と思うほど 水量は少なく、ヒョロヒョロ状態でした。

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 11

野湯から約30分ほど遡行すると、取水口に 到着!この取水口を過ぎると、水量も 一気に増し、安堵いたしました。 ふぅ~!これで沢らしくなってきたぞぉ~!

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 12

で、その取水口を超えて最初に現れる 2段10M滝にて…。奇麗な滝でしたよ♪

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 13

これも上の写真と同じ2段10M滝を右から 撮影したものです。側壁のスラブが 素晴らし~い♪ この滝は、左岸より高巻きました。 容易に高巻けましたよ!

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 14

これまた今度はスダレ状の美しい滝が♪ これも2段10Mくらいでしょうか…。 ここも左岸より小さく高巻きました。

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 15

この渓相、まるで森吉山塊の沢を思わせる ような一枚岩の岩盤と甌穴の連続で まさに癒し系って感じの沢でしたよ♪

真夏なら水線通しに泳いで突破も 面白そうですね♪今はまだ6月、泳ぐ気にはなれませんでした。

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 16

結構奇麗な渓相が続きウットリです♪ 紅葉の時期はもっと奇麗でしょうね! ミニゴルジュもあり楽しませてくれます。

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 17

ナメ床も随所に見られ、童心に返って? ナメの滑り台で遊ぶS嬢。

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 18

いよいよ中流部に突入! 下流部とは雰囲気が一変して 両壁スラブの中に滝が連続し 明るく開放的な雰囲気に♪

まるで谷川連峰の沢みた~い! って思ったほどです。 このような渓相、ちょっと秋田の 沢では珍しいかも?

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 19

上の写真の滝は右壁より登りました。 それがその写真です。 傾斜は緩いものの、落口付近は流れが 結構強いので要注意!

下降時は、20Mの懸垂下降をしました。 下降用のシュリンゲを残置してきましたので 入渓される方は、どうぞお使い下さいませ。

2007年6月17日撮影

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こんな感じで、天高くそびえるスラブの 中に滝が連続して、飽きさせませんでした。 この沢、登れる滝と登れない滝が ハッキリしていました。

これといって、困難な滝はありませんでした。 適度に楽しませてくれる滝が多かったように 思います。高巻きはルードファインディングが シッカリしていれば容易です。

2007年6月17日撮影

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上の写真の滝を登るとこ。 ここは左壁を登りました。 部分的にボルターチックなところもあり 結構楽しませてくれます。

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 22

続いてこのような滝が…。 ここは水線右側を直登致しました。 出だしがちょっと被り気味で 足が短いと苦労するかも?

2007年6月17日撮影

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上の写真の滝を登るS嬢です。 ここは出だしの部分で、お助け紐を出しました。 最初の一歩がちょっとボルダームーブです。

クライミングをしていると、こういう時に 役に立ちますよね♪

2007年6月17日撮影

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枝沢、スラブから流れ落ちる しずくで水浴びをするS嬢。 ウットリするような渓相! まるで「わび・さび」を思わせる 雰囲気でしたよ♪

2007年6月17日撮影

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標高750M付近で沢が右に大きく カーブするところから長大雪渓が…ガ~ン! 今の時期のスノーブリッジはちょっと 怖いです!

よって、今回はここまで! せめて標高800Mの二俣にかかる 大滝(30M)まで遡行したかったのですが、 次回の楽しみということで…。

2007年6月17日撮影

八幡平 大深沢・湯ノ沢 26

この沢は、稜線まで詰め上げても登山道が ありません。下降ルートに頭を悩ませます。

今回は同沢を下降しましたが、今度行く時は 800Mの二俣を左、840Mも左、970Mも左 1050Mも左に入り、尾根を乗越して湯ノ沢の 左俣を下降したら面白いかも? その為には、前夜初日帰り山行に なりそうですが、左俣も面白そうな感じです。

2007年6月17日撮影

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無事、野湯に戻って参りましたぁ~! 今度はぜひこの野湯に浸かってみたいものです。 この後、1時間弱の林道歩きをして車デポ地へ。

結構急登な林道なんです。体力を温存して おく必要があります。 この沢、またぜひ挑戦してみたいです!

2007年6月17日撮影
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