荒沢 左俣

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秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 1

実は前月の7月17日にも遡行している のですが、増水のため途中敗退…。

今回は入渓口と下山口が離れているため、アプローチに2年前に購入した折りたたみ自転車 「酔いどれ号」を使用♪やっと活躍する 舞台がやってきたのです。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 2

実はこの荒沢、日本登山体系に記載されている ものの、ネットを駆使して調べても遡行記録は 皆無状態。

「なぜ遡行者が少ないのだろう? 余程悪い沢か、つまらない沢か…」。 その真意を確かめるべく、行って参りました。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 3

入渓するなり「前回と比べ驚くほど水量が少な~い! 前回苦労した徒渉も超楽チンだなぁ~♪ この滝は、左岸より高巻き(踏み跡あり) 釣り師の入渓も多いようです。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 4

それでも「荒沢」という名前だけあってか それなりに水量があり豪快に流れていました。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 5

特に標高670Mの下シズノ沢出合までの ゴルジュ帯は、滝が連続し、それなりに 楽しませてくれます。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 6

それなりにスケールも大きく 巨岩の乗越しは重労働でした。 増水時の入渓は厳しいと思われます。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 7

堰堤上の8M滝。左から登れそうでしたが 出口が悪く、単独では怖かったので 右岸より小さく高巻きました(容易)。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 8

上の写真の滝を滝上から望む。 そこそこ迫力がありましたよ♪

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 9

巨岩の間を縫うように流れる水流。 ゴーロなのに綺麗でした♪(^o^)

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 10

標高670M、下シズノ沢出合です。 その下シズノ沢の出合(右の枝沢)は 急峻なゴーロ滝でした。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 11

標高690Mの大焼砂沢の出合です。 本流は、もちろん右です。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 12

その大焼砂沢の出合にかかる本流の滝です。 綺麗な滝でした。左壁を直登(容易)

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 13

その滝の上部にて。 フリクションはバッチリ♪

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 14

水がとても綺麗でした♪

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 15

やがて崩壊地へ… 大雨か台風で山肌が崩れたのかも? ガッパリと剥がれ落ちていました。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 16

そこを過ぎると穏やかな流れに…。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 17

標高830Mの二俣です。 右が本流で水量も多い。 本流は、湯森山へ突き上げます。

今回は、横岳に突き上げる左俣へ入りました。 左俣は水量が少なく(3対1)気を付けないと 見落としそうでした。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 18

左俣へ入ると一気に水量が激減…。 標高1,000M~1,500M付近は、 巨岩の急傾斜が続きました。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 19

980M付近の左岸枝沢です。 とても綺麗でしたので写真を撮ったのですが 写真で見ると今一つかな…。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 20

1,020M付近にかかるこの沢最大の滝。 といっても15Mほどでしょうか…。

見ごたえのある滝でした。 ここは直登は厳しく左岸より小さく高巻きました。 結構急斜面の高巻きでした。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 21

その大滝を高巻き中に撮影したもの。 傾斜の具合が分かると思います。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 22

1,050M付近にて突然水が枯れる。こんなに沢幅があるのに…。

最初は「伏流で そのうち水が出てくるだろう!」って 思っていたのですが、歩けど歩けど まったく水が出てこない…。 この炎天下で水が干上がったようでした。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 23

それからは灼熱地獄の遡行となりました。 1リットルの水筒の水を大切に飲みながらの 遡行が続きました。 下界も猛暑、山も猛暑…。 一体どこへ行けばいいのか…。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 24

巨岩のゴーロ帯が続きます。 もう汗だくなんですけど…。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 25

1,280M付近の崩壊地にて。 この炎天下の中、ヤブ漕ぎ勘弁… てなわけで、かなり真剣に読図をしました。

1,350M付近の二俣は要注意。 左へ行きたくなりますが、右へ行かないと 下の写真の崩壊地へ出ません。

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 26

1,380M~1,480Mへ続く崩壊地。 これで大分ヤブ漕ぎから免れました。 ハイウェイのように歩きやす~い♪

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 27

横岳(1,582.7M)の北東のコル 1,530Mが見えてきた~! 最後は笹とハイ松のヤブを漕ぐこと 15~20分で登山道に出ました。 狙い通りの場所にドンピシャリ♪

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 28

左奥に秋田駒ヶ岳の主峰を望む。 稜線は涼しい風が~!気持ちい~い♪

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 29

下山中に女岳(左)、右に男岳(右)を望む。 走るように下って、あっという間に国見温泉へ♪

2010年8月29日撮影

秋田駒ヶ岳 荒沢・左俣 30

入渓地点の荒沢橋にデポした自転車を 車で回収し!めでたし、めでたし♪ この荒沢、結構長い沢で入渓地点から 稜線の登山道まで6時間もかかりました。 遡行グレードは1級上といったところか…。

2010年8月29日撮影
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