斉内川 甲沢

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和賀山塊 斉内川・甲沢 1

『日本登山体系』に記載されている和賀山塊の 沢は全て入ったし、「登山体系に記載されていな くて他にもいい沢はないものか?」と以前より 2万5千図を見ながら物色しておりました。

去年より目を付けていた沢が、甲山付近に 突き上げる甲沢(かぶとさわ)です。 車は薬師岳避難小屋までです。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 2

薬師岳の登山口「甘露水」の1Kほど 手前から歩き始めることになります。 驚いたことに駐車場は既に満杯状態! お花の季節ですものねぇ~♪

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 3

その駐車場から20分ほど歩くと登山道と 交差して甲沢と合流します。2本目の沢です。 沢の出合いはヒョヒョロで「大丈夫なのか?」と 不安に思いましたが…。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 4

10~20分遡行すると、小滝の連続となり 楽しませてくれます♪

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 5

当初は単独で行く予定でしたが、盛岡RCCの タラさんとくじ君も参加することになり、計3名で 行くことになりました。

ちょっと暗い感じの沢ですが、滝登りの 面白さがその暗さを払拭してくれます。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 6

滝を登っている私です。

そうそう、この甲沢、ネットで検索しても遡行 記録が皆無でしたが、当スクールの生徒さん であり、山岳同人・翡翠(かわせみ)の 代表Sさんより情報提供をいただきました。 感謝です♪

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 7

滝を登るタラさんと下で見守るくじ君です。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 8

滝ばかりではなく、このようなナメ床もあり 心を和ませてくれます。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 9

出てくる数多くの滝はほぼ皆直登出来ます。 高巻いたのは、結局1回だけでした。

一見登れなさそうに見える滝も、 よ~く見ると弱点があり登れました。 ここは左岸を直登しました。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 10

倒木もあり、ちょっと荒れている感じはしますが、 それでも、まったく飽きさせない楽しい沢です。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 11

滝を登る私です。

この沢の滝の多くは、テロテロ系が多く、 中にはボルダーチック的な滝もあり、 楽しませてくれました。 そのような滝は、小さな ホールドを見つけ登っていきました。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 12

どうやって突破しようか?と思案する私。 「なんでこんなに楽しい沢が登山体系に 記載されていないのだろう?

もっと遡行されてよい沢なのに…」 と思ったほどです。 難し過ぎず、簡単過ぎず、足慣らしには ちょうど良い沢だったと思います。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 13

ボルダーチックな滝(だったかな?)。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 14

忍者のごとくスタスタと突破する 若手のホープ、くじ氏。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 15

この滝で、初めてザイルを出す。 7Mほどの滝でしょうか…。 フリーでも登れそうでしたが、 安全を期してザイルで確保。 右岸の溝状を登りました。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 16

タラさん、突進!

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 17

中には深い釜を持った滝もあります。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 18

標高670mの4段の大滝に到着です。 この沢の最大の核心部です。

秋田の山岳同人・翡翠さんの記録では 高巻きしたとのことでしたが、 もしかして登れるかも?と3段目まで 登ってみました。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 19

三段目だったでしょうか。 シャワークライミングで登りました。 個人的には、ここが一番いやらしかった…。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 20

タラさん、突進!

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 21

その4段大滝の最上段を望む。 「う~、こりゃ厳しいなぁ…」 無理は禁物です。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 22

ここは安全を期して懸垂下降で滝下まで 降りて、高巻くことにしました。 せっかく登ったのに~!

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 23

高巻きは左岸の斜面から登りました。 高巻き途中、沢を覗くとCS滝の直ぐ上が 690m二俣になっており、ルートである右俣に 20m位の一枚岩の滝が見えました。

直登も無理そうなので一緒に高巻く事にしました。 丁度滝上に懸垂なしで降りられました。 その滝頭から下を望むタラさんとくじ君。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 24

このテロテロ滝は数歩が嫌らしかった…。 写真中央上、登っている私。 滑りそうで気が抜けません。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 25

その滝を登るタラさんです。 テロテロの一枚岩で~す!

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 26

この連瀑帯もちょっと考えさせられました。 一段目を突破したものの、二段目どうしよう? 結局、安全を期して小さく高巻きました。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 27

その滝にて…。結局、上に追い やられてしまい、懸垂するハメに…。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 28

ここで一気に穏やかな渓相になり 「さすがに滝もおしまいだろう!」と 思っていたのですが…。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 29

その穏やかな渓相も直ぐに終わり、 また滝の連続で~す! ここは800mの二俣です。 右にも左にも滝があります。 本流は左で、この滝を水線右から直登!

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 30

その滝を登るタラさんです。 この沢の滝は、概ね岩がシッカリして いたのですが、この滝に関しては脆く ヌメッていたため、慎重に登りました。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 31

おぉぉ~!またもや連瀑帯だぁ~♪ 快適に直登出来ました。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 32

テロテロの滑り台状の滝です。 どこから登ろうか?と思案する私。 左岸より直登しました。

この沢、全体的にV字状の渓相の為、 高巻きはどれも悪そうでした。 出来るだけ直登した方が楽だと思います。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 33

ファイト一発!タラさん。 ツメは、840mの二俣は右へ、 850m二俣は水量1:1ですが、 見た感じでは右が本流の様でした。 ここは翡翠さんの記録通り、左に入りました。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 34

最後のツメは、これまた感動的でした♪ 草原とお花畑の中をツメ上げます。 ヤブ漕ぎは、ほとんどありませんでした。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 35

ふぅ~!登山道に到着で~す! 短いながらも、とっても楽しませてくれました。 もっと、遡行されてよい沢だと思いました。 左はタラさん、右は私。

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 36

生憎のお天気で、展望はまったく見えません。 360度、ガスだらけ…。

左はくじ君、右はタラさん。 短いながらも、滝、ヘつり、シャワー、高巻きと、 沢登りの要素が詰まっており楽しい沢でした♪

2012年7月1日撮影

和賀山塊 斉内川・甲沢 37

甲山分岐にて。 ここは右へ針路をとりますが、結構ヤブが…。 沢初めの足慣らしにはちょうど良い沢 だったと思います。

メンバーの皆が満足してくれて 嬉しく思いました♪この沢、あたりです!

2012年7月1日撮影

GPSの軌跡

<2012年7月1日(日)>
行動時間5時間30分(休憩時間含む)
行き:3時間45分 / 帰り:1時間45分

甘露水・1K手前のトイレ(7時15分)~甲沢入渓(7時35分)~560m二俣(8時)~ 670mチェックストーン滝(8時40分)~大高巻で標高690m二俣の右股へ(9時40分)~ 850m最後の二俣(10時40分)~登山道(11時)~甲山分岐(11時30分)~トイレ車デポ地(12時45分)
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