小和瀬川 様ノ沢

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八幡平 小和瀬川 様ノ沢 1

寒さ厳しい12月中旬、行って来ました。国道46号線の温度計は氷点下3度でした。 林道も部分的に凍っていました。

もちろん、沢の水も痺れるような冷たさ! 思えば、東京にいた頃、1月2月の厳冬期 でさえ、私は毎週沢に通っていたんですよねぇ。

2004年12月10日撮影(写真提供えるさん)

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 2

これが最初に現れた三段60M滝で~す! 結構、豪快な滝でしたよ♪ 直登は無理そうでした。

よって、左岸から 大高巻きを開始したのでした。 もう、滑るのなんのってぇ~! 予想以上に凍っていましたねぇ~! 続きは、下の写真で…。 2004年12月10日撮影

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 3

こんな感じで、急傾斜!雪と氷で滑る滑る! 上部は岸壁帯が出てきて、右に 回り込んだまではよかったのですが、 その後にルンゼのトラーバスが…。 ガッシリと凍っていました。

行けない事は ないと思ったけど、「無理はしたくないなぁ~! アイゼンさえあれば…」って感じで断念! 「こりゃ無理だ、えるさん降りるよ!」って。 2004年12月10日撮影

番外編 1

このままオメオメと帰るのもしゃくにさわるので 芦名沢の対岸の沢へ行ってみることにしました。

出だしは狭いゴルジュに小滝が連続し 適度に面白かったです。滝も部分的に 凍っていて、神経を使いました。 しか~し、30分も遡行しないうちに 沢が開けてしまいました。

2004年12月10日撮影(写真提供えるさん)

番外編 2

これもその時の写真で~す! 風邪気味でしたので、たっくさん着込んで の遡行でした。でも、何だかんだ言っても いくら寒くても、沢登りは楽し~い♪

久しぶりに冬の沢へ入ることが 出来て、嬉しかったで~す♪ 自然の中で汗をかくって、 最高なんですよねぇ~♪

2004年12月10日撮影(写真提供えるさん)

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 4

年が明けて前回の遡行からちょうど半年! 今回はリベンジということで再トライです! この小和瀬流域のアプローチは、田沢湖の北 宝仙湖の中間部にかかる男神橋を渡り 東(八幡平方面)へ林道を走ります。

これは入渓地点(2万5千図の516M地点) にて地図で行程の確認するえるさんです。

2005年6月10日撮影

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 5

入渓すること30分、あや…。 スゴイ雪渓が出てきましたぁ~! 雪渓の奥に見えるのがF1の三段60M滝です。

いやはや、やはり今年は雪が多いなぁ…。 いつになったらこの雪、融けるんだろう?

2005年6月10日撮影(写真提供えるさん)

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 6

この雪渓は、右岸(左側)を行くことに。 滝にどんどん近づいていきます。

朝盛岡を出発する時は曇り空で 今にも雨が降りそうな雰囲気でした。 しかし、秋田へ入ると青空が♪ 汗ばむ陽気にビックリ!

2005年6月10日撮影(写真提供えるさん)

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 7

さらに滝に接近! これも雪渓上から撮影したものです。 12月に来た時と比べ、水量が ほとんど変わりがないことにビックリ!

2005年6月10日撮影

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 8

ふぅ~!滝下に到着! 前回(12月)は、この滝の高巻きの 途中で雪と氷の為、敗退しました。 今回は天気良し!気合いも充分です!

高巻きの最中に気付いたのですが、 この滝は全部で三段なんですよね! 滝下から見ると一段目しか 見えないんですけど…。

2005年6月10日撮影

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 9

今回も前回同様、左岸(右側)より大高巻き開始! 登るにつれて、傾斜がどんどん強くなって いきます。

いやはや重労働?でしたよ! 写真中央の茂みの中にいる動物?は 実は、ワタシなのです。撃たないで下さい。

2005年6月10日撮影(写真提供えるさん)

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 10

これは高巻きの最中に撮影したもの。 三段目(最上段)の滝です。 この滝頭を目掛けて下降を開始!

ここは落ちたくないところです。 だって、コケると どこまで落ちることやら… きっと60M滝の下までなんでしょうけど…。

2005年6月10日撮影

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 11

ふぅ~ヤレヤレ! やっとF1の三段60M滝上に到着しました! しか~し、またもや雪渓だぁ~!

雪渓下に必死に降りるえるさんです。 ガンバ!!日ごろの成果を見せてくれ!

2005年6月10日撮影

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 12

さらに上流を目指して遡行(というより雪渓歩き) すると、遠方に「見えましたぁ~♪」 200Mナメ滝が…♪ワクワクします!

2005年6月10日撮影

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 13

「早く滝下へ行ってみたい!」そんな はやる気持ちを抑えながらも慎重に 雪渓を渡る えるさんです。

なんか体重を気にしているようですが…。 「先生が渡ったあとに私が渡ってドスンと 雪渓が崩れたらイヤだわぁ~!」って。

2005年6月10日撮影

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 14

200Mナメ滝下に到着しましたぁ♪

登山体系には「200Mナメ滝」と書いて あったのですが、実際は距離にしても 100Mくらいにしか見えませんでした。 でも滑り台のような滝で綺麗でしたよ♪

2005年6月10日撮影

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 15

さっそくこの滝を登ってみることに! ナメ滝って登っていて 気持ちいいんですよねぇ~!

ナメが連続する沢ばかり行く人を 「ナメラー」って言うそうです。 ホントかな?ネットで知りました。 このナメ滝で流しそうめんでも やりたい気分になりました♪。

2005年6月10日撮影

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 16

この200Mナメ滝の中間部より 上部を撮影したものです。 水の流れがとても綺麗でしたよ♪

2005年6月10日撮影

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 17

滝をせっせと登る私です。 滝の落口が見えてきましたぁ~! あともうちょっと! 気持ちよく快適に登れる滝でしたよ♪

2005年6月10日撮影(写真提供えるさん)

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 18

これが200Mナメ滝の最上段です。 ここは左壁を登りました。 ここも快適に登れます♪

2005年6月10日撮影

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 19

滝上に到着し、目を右に向けたところ いやはやなんともスゴイ側壁が…。

日差しで岩がキラキラ輝いてて とても美しかったです! 思わずカメラを向け、パシャリ!

2005年6月10日撮影

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 20

さらにその上部を目指そうと思い ましたが、またもや雪渓が…。

「目的の滝も見れたことだし、いっかぁ~!」 てなことで、ここで遡行を打ち切り 同沢を下降することに致しました。

2005年6月10日撮影

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 21

これは200Mナメ滝の落口です。 この滝どうやって降りようか? 一歩誤ればスーパー滑り台状態…。

ここは安全を期して左岸(写真左)の ブッシュ帯から降りることに…。

2005年6月10日撮影(写真提供えるさん)

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 22

さらにどんどん下降し、先のF1、60M滝の 下降開始!ここはホント傾斜が強いです。

滑れば致命傷になるところは もちろんロープを出しました。 懸垂下降用にロープをセットしている私です。

2005年6月10日撮影(写真提供えるさん)

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 23

慎重に下るえるさんです。ギャ! えるさんの通り道になんと蛇が!

2005年6月10日撮影

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 24

これは帰りに寄った宝仙湖畔にある 一軒宿の温泉「はなやの森」です。 なんと先月(5月)末にオープンしたばかりとか。

入浴料が700円とちょっと割高ですが、 みかん色のお湯なんですよ! なによりも静かな環境がとても気に入り ました。また行ってみたい温泉です♪

2005年6月10日撮影(写真提供えるさん)

八幡平 小和瀬川 様ノ沢 25

この温泉、男神山と宝仙湖を望みながら お湯に浸かることができるんですよねぇ~♪ あぁ~極楽、極楽!!

いつか泊まってみたいなぁ~♪ 何はともあれ無事下山、めでたしめでたし!

2005年6月10日撮影(写真提供えるさん)
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