和賀川 大鷲倉沢

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和賀川・大鷲倉沢 1

最初の核心部は大鷲倉沢へのアプローチ方法 でした。どうしたら一番効率よく入渓できるか? 車2台で行き、一台は下山用に高下登山口へ デポ。もう一台で小坂より赤沢林道を走り 2万5千図の386Mの林道分岐を左に、490M あたりの林道分岐で車を停め、荒れ果てた林道 (途中寸断されていた)を歩きました。

林道は ところどころヤブ漕ぎとなり、林道が和賀本流に 一番接近している林道上650Mの枝沢より 和賀川本流へ下降。左の写真がそうです。

2004年8月10日撮影

和賀川・大鷲倉沢 2

和賀川本流へ到着!下降地点より 約1時間30分で大鷲倉沢の出合に到着! さすが本流だなぁ! 水量も豊富で綺麗でしたよ!

2004年8月10日撮影

和賀川・大鷲倉沢 3

いよいよ大鷲倉沢の遡行のはじまり はじまり~! 以前より来てみたかったんです。この沢! この日は猛暑でした。でも、気分は最高! 足取りも軽い?ワタシです。

2004年8月10日撮影(写真提供えるさん)

和賀川・大鷲倉沢 4

下流部のちょっとしたゴルジュ帯です。 楽しく遡行できるところです。

2004年8月10日撮影

和賀川・大鷲倉沢 5

下部ゴルジュ帯。 5~6Mの滝が連続し、楽しく突破できます。 小粒の沢ながらも結構楽し~い!

2004年8月10日撮影

和賀川・大鷲倉沢 6

えるさんはちょっと?お疲れモードのよう。 それとは対照的にコバさんは絶好調! お二人が同時に絶好調の時って、 少ないみたいですね~!

2004年8月10日撮影

和賀川・大鷲倉沢 7

これはこの沢一番の大きな滝15Mです。

シャワークライムを覚悟すれば右より直登 出来そうな気もいたしましたが、ずぶ濡れに なるのが嫌で、左岸草付きから小さく巻いて 岩を伝って滝頭へトラバース。

2004年8月10日撮影

和賀川・大鷲倉沢 8

深い釜を持った6M滝にて。 ここは、テロテロの岩でした。よ~く 見ると残置ハーケンを発見!左壁を直登。

シュリンゲをアブミ代りにして乗越しました。 残置してきましたので、どうぞお使い下さい。 七転八倒、四苦八苦するえるさんです。 頑張れぇ~!もうちょっとだぞぉ~!

2004年8月10日撮影

和賀川・大鷲倉沢 9

上の写真の滝でえるさんをビレーする コバさんです。真剣そのものです。

2004年8月10日撮影

和賀川・大鷲倉沢 10

そこを過ぎるとこのような ナメ滝が連続し、心を和ませてくれます。 綺麗なところでしたぁ~!

2004年8月10日撮影

和賀川・大鷲倉沢 11

10Mチェックストーンの滝です。 滝の落口下までは容易に行けそうでしたが 落口がテロテロの岩で手強そう。

S先生たちは よく登ったもんだなぁ~!って感心しました。 右岸草付きより小さく巻く。

2004年8月10日撮影

和賀川・大鷲倉沢 12

時刻は4時。そろそろ幕営地を 探さなければ…。おぉ~! たくさんの薪を発見!ここにしよう!

増水したらアウトですが、雨の心配は無い。 てなことで6M滝(写真中央上)の手前を 天場としました。

2004年8月10日撮影(写真提供えるさん)

和賀川・大鷲倉沢 13

ご飯をたいているとこ。 何故か?いつもメシ炊き係りをしています。 何たって、この道22年ですから。この日もふっくら美味しく炊けましたよ!

2004年8月10日撮影(写真提供えるさん)

和賀川・大鷲倉沢 14

宴もたけなわ この日も飲んだなぁ~! ちょっと?豪快な焚き火になってしまい 暑いくらいでしたぁ~!

2004年8月10日撮影(写真提供えるさん)

和賀川・大鷲倉沢 15

翌日の朝食は納豆定食! コバさんの自慢メニュー? 山で納豆を食べるのは初めてかもしれない。 これがまたウマイッ!感動的な美味しさでした。

やっぱ、日本人は納豆とノリですよね~! これであとは卵があれば、完璧! 東京時代にお世話になった吉野家の納豆定食 を思い出しました。

2004年8月11日撮影(写真提供えるさん)

和賀川・大鷲倉沢 16

幕場よりちょっと歩くとそこは6M滝。 朝一番の登りです。 えるさんに「リードしてみる?」と聞いたところ 「ぜひ、やらせて下さいっ!」との元気な お返事!

ここはエルさんにトライして もらいました。リード初体験なんですよ!

2004年8月11日撮影

和賀川・大鷲倉沢 17

ルートをじっくり見極めるえるさんと コバさん。なにやら二人で秘密会議でも しているのでしょうか?

えるさん、緊張している感じ。大丈夫かなぁ? 無理そうならいいよ、俺行くから…と私。

2004年8月11日撮影

和賀川・大鷲倉沢 18

「私、行きます!」 覚悟を決めて滝を登り始めたえるさん! コバさんのビレーにも気合が入る! よ~し!その調子だぞぉ~!

2004年8月11日撮影

和賀川・大鷲倉沢 19

いやはや、見ている私が一番ドキドキ しかもねぇ~♪でも、落ち着いてしっかりと 登ってくれました。

度胸が据わっている 娘だなぁ~!って感心しましたよ! エライぞっ!

2004年8月11日撮影

和賀川・大鷲倉沢 20

ビレーもしっかりこなし、コバさんを フォロー! この2ヵ月半で大きく成長したもんだなぁ~! って嬉しくなりました。 人の成長を見るのって楽し~い!

2004年8月11日撮影

和賀川・大鷲倉沢 21

その後に出てくる8Mナメ滝にて。 足元をじっくり見て登る私です。

2004年8月11日撮影(写真提供えるさん)

和賀川・大鷲倉沢 22

落口がちょっと悪そうでしたので 安全第一、お助け紐を出しました。 一歩滑ると滑り台状態で下まで 落ちますからねぇ~! 頑張るコバさんです。

2004年8月11日撮影(写真提供えるさん)

和賀川・大鷲倉沢 23

いよいよ上流部に…。 明るく開放的な雰囲気! 左に稜線が見えます。ヤレヤレこれで あとはツメるだけ、と気楽な気分でいたら、 上部のツメがこれまたガレ場の急傾斜で お助け紐を出すこと、幾たび。

コケると一体どこまで落ちることやら…。 我々は、1080Mの二俣(右俣に8M滝)を 左に、1130Mの二俣を右に入り、和賀岳 西の稜線1380Mに出ました。

2004年8月11日撮影

和賀川・大鷲倉沢 24

最後のツメはこのような背丈の高い草原 をひたすら登り稜線へ…。 たくさんの高山植物を見ながらのツメは 楽しいものです。

2004年8月11日撮影

和賀川・大鷲倉沢 25

ついに到着!ここが和賀岳山頂で~す! 山頂はお花畑でいっぱい! 360度の大パノラマ、何度見ても 感動しますねぇ~!と言っても、この山 晴れることが少ないのですよ~!

2004年8月11日撮影

和賀川・大鷲倉沢 26

えるさんはお花の写真撮影に大忙し! 「だって、女の子だもん!」って。

2004年8月11日撮影(写真提供コバさん)

和賀川・大鷲倉沢 27

えるさんの作品、その1 心が和みますねぇ~!

2004年8月11日撮影(写真提供えるさん)

和賀川・大鷲倉沢 29

えるさんの作品、その2 花の名前は???です。 聞かないでおくれぇ~!

2004年8月11日撮影(写真提供えるさん)

和賀川・大鷲倉沢 30

高下登山口を目指して下山! お金、落ちてないかなぁ~!って 一生懸命探し回るコバさん。 て言うのはウソ!ここもお花が一杯! お花見をしながら歩くコバさんでした。

和賀岳、岩手日報に紹介された影響か 下山中、たくさんの登山者と会いましたねぇ~! 何はともあれ、めでたし、めでたし!
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