焼山 中ノ沢 湯ノ沢 1

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八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 1

今日は朝から快晴です♪ 八幡平アスピーテラインにて。 先週の春川ダイレクトの疲れをいやすべく、 八幡平の焼山(名残峠)に突き上げる 中ノ沢・湯ノ沢を遡行して参りました。

有名な「曽利ノ滝(そりのたき)」を有する沢です。 「沢の疲れは沢で癒す!」これ、沢屋の原則で あり基本でもあります。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 2

湯ノ沢の入渓点は、曽利滝橋先10mに 曽利ノ滝遊歩道用の駐車場があります。 3~5台ほど駐車可能。

そこに車をデポし 橋の左岸側より急斜面を下り沢床へ降りました。 すると滝頭に降りられます。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 3

遡行して直ぐに深い釜を持った3mほどの 小滝に出くわしますが、右岸を巻き気味に 登ります。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 4

標高880mにある両岸絶壁の5mほどの滝。 ここは右岸より水線の際を直登しました。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 5

上の写真の滝を越えると 直ぐにまた小滝が現れます。 左岸を快適に超えられます。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 6

深い釜を持った小滝が連続しますが、 どれもこれも快適に登れます。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 7

これもです。 水の透明度が高く綺麗♪

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 8

この沢の岩質が柱状節理で珍しいです。 よって、フットホールドにはこと欠きません。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 9

これも深い釜を見った斜瀑(小滝)です。

焼山(名残峠)、今回で2回目です。 前回は残雪期の2012年4月10日に登っています。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 10

920mのトキワ沢出合を過ぎると 出てくるプチゴルジュ帯です。

足がつかないほど深く左岸をヘツって 突破しましたが、ホールドが細かく 微妙な足使いを要求されます。 楽しませてくれるところでもあります。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 11

朝陽がゴーロを照らしキラキラ 輝き美しかったです♪

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 12

2万5千図 970mの滝マークの滝。 20mほどあったでしょうか? 左岸より直登可能。 上部はハングしている為 右のルンゼへエスケープしました。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 13

その右のルンゼより見た落口です。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 14

1010mの右岸枝沢に掛かる滝です。 すだれ状でとても綺麗でした。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 15

6mほどの小滝。 左岸より登りましたが、上部が被っています。 右岸から登った方が楽かもしれません。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 16

その6m滝を超えると美しいナメが続きます。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 17

1050m付近にある7m滝。 右岸側がえぐれていて被っています。 ちょっと戻って右岸枝沢より高巻きました。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 18

この滝を超えると… またもや美しいナメが続きます♪

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 19

焼山方面の稜線が見えてきました♪ 焼山は、さらに奥になります。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 20

1135m付近で登山道(旧道)と交差します。

左岸側を注意しながら遡行すると赤ペンキの 目印が目に飛び込んできますのでわかります。 ここから先は登山道(旧道)を 辿り名残峠を目指します。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 21

そこから先は、温泉の沢になります。 足湯を楽しみながら遡行出来ます♪

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 22

登山道脇には立派な野湯もあります。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 23

名残峠方面を望みます。 旧道といっても一般登山道と 何ら変わらぬほど立派でした。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 24

火山性の趣のある雰囲気♪ 今でも噴気など活発な火山活動を続けています。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 25

焼山の避難小屋が見えてきました。 既に紅葉が始まっています。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 26

これが焼山の避難小屋です。 入口には「倒壊の恐れがあり、現在使用禁止!」 との張り紙が貼ってありました。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 27

ここから先は正規の登山ルートを辿り 名残峠(焼山)を目指します。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 28

巨大な玉川カルデラ上に噴出した二重式火山 であり溶岩円頂丘の「鬼ヶ城」とコバルトブルー の水を湛えた火口湖を見下ろせます。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 29

歩き始めること3時間、 名残峠へ到着しましたぁ~♪

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 30

下山は、旧道を辿り地熱発電所の道路が 一番近づく地点で車道に出ました。 車道に降りる顕著な踏み跡がありました。

ちなみにこの地熱発電所は、 東北電力と三菱マテリアル社の私有地であり 「関係者以外立ち入り禁止!」になっています。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 31

あとはひたすら車道を歩き、国道に出て 車デポ地の曽利滝駐車場を目指します。 国道の登り返しが辛かった…。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 32

車デポ地に到着後、そのまま曽利ノ滝を 見に行きました。遊歩道が整備されています。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 33

入口より0.5K、10分ほど歩くと曽利ノ滝が~♪ 見事な滝です。 今回、この滝の60m上から遡行したことになります。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 34

落差約 25mの切り立った断崖の上から 一気に落ちる姿には一種独特の雰囲気があり 見ごたえのある立派な滝でした。

湯ノ沢とセットで楽しまれることを お勧めいたします。

2013年9月29日撮影

八幡平(焼山) 中ノ沢・湯ノ沢 35

下山後は後生掛温泉で入浴する予定でしたが、 とても混んでいたので、私のお気に入りである 藤七温泉にて一風呂浴びました♪

今回遡行した湯ノ沢、地元の人ですら知らない 無名な沢ですが、思いの外楽しめる沢でした♪ 新人を連れて行くのに丁度良いかもしれません。

2013年9月29日撮影

GPSの軌跡 ※クリックで拡大

<2013年9月29日(日)> 
行動時間 5時間 20分 (休憩時間含む) 
登り:3時間 下り:2時間20分

曽利滝駐車場(7時10分)~トキワ沢出合(7時40分)~970m滝マーク(8時)~ 1050mハング滝(8時30分)~登山道・旧道(9時20分)~避難小屋(9時0分)~焼山・名残峠(10時10分) 登山道・旧道(10時45分)~地熱発電所(11時25分)~曽利滝駐車場(12時30分)
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