船井 幸雄

- 生き方の極意、他 計10冊 -

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掲載の本

1.生き方の極意 2.成功のセオリー 3.船井幸雄の人間学 4.未来へのヒント 5.波動で上手に生きる 6.人間道場 7.船井幸雄と天才達 8.エゴからエヴァへ 9.エヴァの道 10.本物時代の到来 計10冊

PH出版 サンマーク出版 ダイヤモンド社 他

著者紹介

昭和8年大阪府に生まれる。京都大学農林経済学科を卒業。産業心理研究所研究員、日本マネジメント協会経営指導部長、理事を経て、昭和45年(株)日本マーケティングセンターを設立。昭和60年3月、社名を(株)船井総合研究所(通称・船井総研)に変更。現在、ニ百数十人の経営専門家を擁するわが国最大級の経営コンサルタント会社である同社の会長兼経営コンサルタントとして活躍中。

経営コンサルタントとしては、世界のトップ水準にあり、顧問先は、あらゆる業種・業態にわたり約5,000社を数える。特に流通業界、情報関連業界では、「経営指導の神様」として有名で、大手小売業から、大手情報企業、銀行や証券などの金融機関にまで絶大な信頼をもたれている。これまでの著作は60冊を超え、多くのベストセラー・ロングセラーを輩出している。個人商店から大企業まで会社経営者なら知らない人はいない程の「経営の神様」と評されている。

本の概要

「経営を知るには、人間・生き方・世の中の構造を知らなければならない!経営の根源は人である。」という信条から30数年にわたり人間学と世の中の仕組みを研究し続けてきた船井流経営法とは?経営コンサルタントとしてだけでなく「人間の研究家」「生き方研究家」としても著名である。人生にも経営にも、上手に行う為のコツがある。全てに通じる大原則から、運のよびこみ方まで豊富な体験と思索にもとづく知恵をわかりやすく解説。

「オカルト経営コンサルタント?」の異名を持つが「私は、性格がら論理的に納得し、説得できない事は人に勧めないし、いわんや文章になど決してしない男である。」と言い切っているように、その内容は、世界中の著名な学者からの情報も多く、また自らの体験や勉強して知った知識に基づくものである。21世紀の生き方とメッセージ、近づく「本物」の時代へ人々を導く。常に時代の最先端をリードする船井流思想とはいかなるものか?

目次

生き方の極意 新人間主義の進め

第一章 大変化が起こっている

企業社会では「競争」より「良心」へ…
今までは競争により品質と価格が保証されていたが、これからは良心により保証される。

アメリカ・ウォルマートの経営理念
① 自分の仕事にのめりこもう。その可能性を誰よりも信じよう

② 全ての社員をパートナーとし、利益を分かち合おう。

③ パートナーのやる気を高める為に全力投球をしよう。

④ できるだけ知らせよう。

⑤ 社員の行うことのすべての事を高く評価しよう。

⑥ 成功すれば喜ぼう。失敗しても、その中にユーモアを見出そう。

⑦ 徹底的に社員や客の話を聴こう。

⑧ 客の期待にこたえよう。

⑨ 競争相手よりも上手に経費をコントロールしよう。

⑩ より上を目指し、他とは違う道を行こう。

時流対応や競合対応よりも原理原則を優先させた経営をする事。ウォルマートは価格や品質は良心によって決まるべきで、決して競争によって決まるものではないという大原則を貫いてきた。今日本では多くの経営者達が、企業経営の第一目的は教育性の追求だと考えるようになりました。

教育性というのは、人間性を引き出すことです。企業で働く人や企業と付き合う人々の人間性を引き出し高めるのが企業経営の第一目的で、その結果として社会性が追求でき、収益性も追及できるという考えが、いま強くなってきている。今では収益性の追求の為、自然を損なうことや良心に反することをしますと、従業員がついてこないし、客からも相手にされなくなってしまうのである。

敵を叩くより、包みこみ、味方にしよう
「この世でおきることは、すべては必然、必要、ベストのこと」どんなことであれ、起きることを肯定し、そこから学び、感謝しなければならない。病気も必要があっておきるのです。敵であっても、気に入らないものであっても、存在しているのは必要だからです。我々の目の前に現れるのは必然、必要でありベストだとしますと、それを包みこみ、その存在を上手に活かす工夫をするのが正しいようです。世の中のものは、全てつながっています。我々は個であると同時に、全体の一部です。そして、個の動きが全体に影響します。何が幸せか、どのように生きるのが人として正しいか…?

人間の活性化はエゴ否定法
人間を病気にし、老化を早め、ひいては運というか、「つき」を落とすのは、どうやら「我(エゴ)」的発想と行動だ…と断定しても良い。エゴ的発想と行動を止めることだ。エゴから開放され、正しく生きるために、我々は人間としてこの世に生まれてきたのだ。

第三章 新人間主義のすすめ

良心と自然の理にしたがって生きる
新人間主義の基礎条件(人間だけの特性を知る)

①地球と地球上の全ての存在に責任があることを知って、これを思考と行動の基準にする。

②全ての存在を大事にする。(人間には全ての動植物のDNAを持っている)

③常に勉強し、頭を良くする。(人間は理性脳を持っている)

④意思力を高め、良心に従い、良いことはやり、悪いことはやめる。

⑤常にプラス発想をする。(人間には「思いを実現する」能力がある)

⑥人間性の向上に、常に努力を傾頭する。(全てに感謝し、愛し、「エゴ」から遠ざかる努力をする事)

⑦良い世の中を作る為に常に努力をする。

過去も他者も全ては必要、必然、ベストの存在
他者を全て肯定し、過去は全て善だと考え、現在おきるあらゆる事を肯定し、感謝して、喜んで生きるのが、正しく生きる基本。 肯定、感謝、プラス発想

自然の理と良心に従う「行動」とは…
(人としての正しい考え方)(心身を蘇生化、活性化させる)
① あるがまま、成るがままで、プラス発想して生きる

② 一日一つ以上、世の為人のためにプラスになることをする

③ マクロにもミクロにも地球や人類の為にならないことは、やめるように努力する

④ 引き算より、足し算の生き方をしよう。(良いと思うことに今までより、積極的に取り組む)

⑤ 着眼は大局、決断は着実、実行は前向き

感謝つきプラス発想
①世の中で起きる事象は、全て必然、必要、ベストである

②自分の身辺に起こる現象は、全て自分が引き寄せて起こしている

③人間は自分の身辺に起こる全ての事柄を肯定し、感謝できるようになる為に人として生まれてきたのだ。

④プラス発想をする
全ては必然、必要、ベストのことで、自分が引き寄せたものであり、それらの事柄に感謝できるようになる為に人として生まれてきたのだ。どんなに辛いこと、悲しいことがあっても、まず、肯定し理由を考え、感謝することが大事

★生き方の極意、三つの基本
エゴを超越した生き方をするのが、成功の基礎になる。(エゴ的発想、エゴ的行動は、結局は本当の成功にはなりえないのだ。下手な生き方。)

◆第一番目の基本
自他ともに良くなり、自他ともに喜べることを探し実行しよう。

◆第二番目の基本
ワクワクして心底から取り組みたいことを実行しよう。

◆第三番目の基本
少しでも迷うこと、実現の確信の少ないことは中止しよう。人間が正しく生きていく方向は、質素、単純、愛である。(極意実行の結果)

成功のセオリー

成功する人に共通する三つの人間的条件
①「勉強好き」であること。(メモの効用)大事なことは真実と、真実をつかむ眼の養成。

②「すなお」であること。(純真であること)
「勉強好き」で「すなお」な人ほど、先見性が出てきて計画的に生きられ、成功への近道を歩める。勉強好きな人には、いろいろな情報が入ってくる。それを上手に整理するためには、「すなお」さが一番らしい。

③「プラス発想型人間」であること。(どんなことでも良いように考える。良いことを思えばよいことがおきる。悪いことを考えれば悪いことがおこる。だから良いことを思おう。マイナス発想は心の「病」である。

人として生まれてきた以上、①アタマをよくし、②意志を強め、③力をつけて、世の為、人のために奉仕しなければならない。この力をつけるためには、「勉強好き」で「すなお」であり、そして「プラス発想型人間」になるのが一番の近道である。なぜなら、これらの三か条を満たすと、人は、「がんばること」の大義名分をつかむからであり、頑張らないとアタマも良くならないし、意志も強まらないからである。

何よりもまず目的の確認
第一の目的は「世の為、人のため」
「自分のたずさわる商売は、自分にとって天職であり、その仕事を通じて、自分の人間性を向上させるだけでなく、世の為、人のため、客の為に奉仕する。」→目的意識をもつ。友があるとやる気と競争心が起き、師があるとやる気と向上心につながる。

包み込みの発想
他者オール肯定の目標 ②過去オール善の思想 

好かれると好きになり、嫌われると嫌いになる「カガミの原理。いかに多くの人々に納得してもらい、好かれるかが、成功の重要なポイントである。私心をなくする努力が肝心。成功している人は、誠心誠意、他人の為に努力する人である。「私心」を抑えることが重要。成功する人は、相手の立場に立てる人、細事に気がつく人。

船井幸雄の人間学

「世の中というのは絶えず進化している。個は全であり、全は個であり、細分化され、同一化され、進化していく」ケン・ウイルバー
生命体の本質は意識体である。 生命体は、全体が、より生成発展する為に、生み出された。創造主も宇宙も人間も生成発展中!

人間は、あらゆる動物を集大成した生き物である。しかも、他の動物になく、人間だけにできることに、アタマの中の新皮質が活躍するという素晴らしい特性がある。この新皮質は人間だけに与えられた感情、理性、知性を持っている。人間は、全ての動物の集約した脳を持った動物である。

●ミクロで見るときや、短期で見ると世の中は不公平に見えるが、マクロに長期に見れば、世の中は、全く公平に仕組まれている。

●マクロに見れば世の中は生命体が進歩する学習の為にある。

●創造の源は、生命体の意識である。意識、心、思いが全てを決める。

●生成発展の方法は、生命体のレベルに応じて鉱物→植物→動物に宿って進化すると考えられるが、わかりやすくいえば、この世の生物体の中に生命体の本質である意思体をある期間閉じ込め、修行させ、生物体の死とともに、しばらくはあの世で休養させるということを繰り返すのだと思われる。もちろん「あの世」でも生成発展するのだが、生物体とともにいるこの世のほうが成長のスピードが速いようである。

「つき」の原理

業績が良い時=ついているときは、見とおし、方向づけ、意思決定など、全てが正しくうまくいく。付いている時にやる事は「つく」のである。反対に業績の悪い時に考えることや意思決定する事は、間違う事が多い。いうならば、ついていない時に変わったことをすればより「つき」を落とすことになる。よって、経営コンサルタントの仕事は、依頼主をまず、「ついている状態」にすることなのである。(長所伸展法、得意な物、好きなことを伸ばす)どんなに自分の案に自信があっても、間違っても業績が悪いままでの変更や改善提案は、絶対にしてはならないのである。

「つきの原理」の実行の為には?
①まず、「つく状態」にし、②ついで「つくもの」をつくり、③その「つき」を落とさないように「つき管理」をする事が大事なプロセスであり、最も重要なことなのである。

「つく」生き方
「天地自然の理」(原理原則)に添った生き方をすれば、「つき」がついてくる。つまり、世の為人の為に生きることである。素直になり、全てを肯定すること、感謝すること、これが「天地自然の理」に添った生き方である。

カガミの原則

愛情を注いでもらいたければ、相手に愛情を注ぐこと。尊敬されたければ、相手を尊敬すること。インサイド・アウトと同じ=自分が変われば、相手が変わる。

愛情の法則

大事にすると、集まってくる。愛情を持ち、大事にすると人も、情報も、お金も集まってくる。

●人間は、できるだけ効率的に生成発展し、人間性を高める為に、この世に人間として生を享けたのだ。

●スピーディーに生成発展する方法は、「天地自然の理」に従うことである。

●人間は、「人間だけの持っている特性=いわゆる人間性の向上に挑戦しなければならない」という結論的ルールになる。

生き方の三つの原則

他者オール肯定
他者をできるだけ肯定しよう。例えば私に害を与えてくるものも肯定しよう。なぜなら、この世の中で起きる事は全て必然で、この世に存在するものは、全て必要だから。

過去オール善
どんなことにも感謝発想・プラス発想。過去に起こった事は、どんなことであれ、それは私にとっては必要で必然でよいことだったのだ。全ての人にとっても同様であるはずだ。なぜなら、この世の生存物は、日々生成発展中だし、どのような出来事も必要で必然だからである。したがって、過去にあった事で、それを振り返り、くよくよする事はやめよう。現在進行中のことについても同様である。ともかく過ぎ去った事はどんなことも肯定しよう。そしてそれらは私にとって良かったことだと考え、感謝しそれらによって得たことを参考に、良い将来の有り方を考えよう。

どんな嫌な思いでも経験も、あれは必要で必然の事だった。結局、私の為に必要だから経験させられたのだ。だから、良い方に活かせるはずだ。活かそう。そして感謝しよう。どんなに悲しいことや、苦労させられた事があっても、それらは結局、より良い将来の為の勉強であったのだ。感謝しよう!

オール楽しみ
「人生は勝者には楽しく、敗者には悲惨な道だ。」という考えは間違っている。「人生というものは本来楽しいもののようだ。人生行路には勝者も敗者もない。楽しめるか否かであるだけだ。しかも、それは“思い”によるようである。これから人生、楽しんでみようじゃないか。

天風先生の考え
「天に感謝し、世の為人の為につくすのが人間の正しい生き方だ。例えば、このような正しい生き方をすれば、宇宙意思が働いて、どんな難病も快方に向う。体より心が主である。心が強くなれば、カラダも強くなる。カラダは心が強くならないと絶対に強くならない。消極的でマイナスの発想や感情の情念を持つと、カラダが悪くなり「つき」もおちる。よって、怒ること、悲観すること、恐れること、憎むこと、恨むこと、焼きもちをやく事、苦悩すること、否定すること、は絶対にやめるべきだ!!

ギブ・アンド・ギブ経営
できるだけ社会に貢献しよう。できれば与えて与えつづけよう。
●人生というものは、全てを肯定して生きるのが正しいようだ。
●人間の本質は創造主の分身で、それは当然個々人の中に存在している。

人間を含めて動植物の本質は意識体である
その意識体は超意識そのものといっていい性質をもっている。本質体である超意識体は、何でも知っている。したがって本質体に聞くとどんなことでも正しく教えてくれる。これが直感力の原理なのだ。本質体への頼み方=「私の本質体よ。あなたは毎日私を健康に楽しく幸せに生かしてくれています。ありがとうございます。」「本質体よ、全てを愛し、世の為人の為に私を生かしてくれて、ありがとうございます。」直感力=考えなくても瞬間に正しい答えがわかる能力といってよいだろう。また、知らないこともわかる能力ともいえよう。思考を通さず、心が直接認知すること。

天地自然の理
これこそ原理・原則なのだ。「天地自然の理」に合うことをやると、生成発展し「つき」がつく。その逆の場合は「つき」が逃げていく。

未来へのヒント

人間の本質は創造主の分身である
創造主は自らも生成発展する為に、自分の一部を分け、それを本質とする多くの生命体を作られました。宇宙に存在する生命体の本質は、すべて創造主の分身である。

「長所伸展法」でツキをつけましょう
良い所だけ伸ばせばよいのです。会社も人間も同じです。私のコンサルタント方法は「得意先に行ったら、必ずほめる」どんな状況でも「良い会社ですね、良いお店ですね」といい、その次に「何が、一番得意ですか?」と聞き、「その得意なもので、うんと伸ばしなさい」という。

これで、うまくいくのです。「欠点はここですよ」などと言って、欠点をつくと、結果はよくならないのです。

生命エネルギー
人間には、心と体が存在していて、気ともいう生命エネルギーが体を動かしていて、生命エネルギーが低下すると体は病気になり、エネルギーが全くなくなると体は死んでしまうといった、本当に簡単なことです。不思議なことですが、どうも生命のエネルギーは自分の為に使うと一方的に消費されて低下してゆき、人の為に使うと無限大になるようです。

エネルギーが落ちて病気になった状態を、人は自然治癒力が落ちているともいいます。その落ちた自然治癒力を上げてくれるのは、食べ物でも薬でも医者でないのです。「自分は治る」と信じて想うことなのです。病気は体を通して魂(真なる自分)が自分に当てた熱きメッセージなのです。ひょっとすると、神様からの大事なメッセージなのかもしれません。この熱きメッセージは「今を反省して、変更しなさい」という意味だと理解しています。

意識とネネルギー
意識がエネルギーという事は、人生も病気も全て自分の意識が作り上げた世界ということになります。そうすると意識の歪は、病気はもとより全てのものを歪めてしまう力を持っているのです。宇宙との調和のとれた生き方が、今後、一番良い生き方だとわかります。

生命体の目的
生命体の目的は、宇宙との調和度を上げることで、それは『宇宙の目的』、いわゆる『宇宙の理』というか『自然の理』にできるだけしたがうことである。それにともなって本質生命(体)の原子核の集合体が増加する。意識と意思、いわゆる中性子や陽子は、生命体が、自然の法則に反する思想や行動をするとゆがんでくる。これがゆがむとツキがおち病気になる。

正しい生き方とは
長所を伸ばしたり、感謝したり、プラス発想をしたりすると人体が蘇生化の方向に進み、蘇生化型になるとすれば、それを続ける事は正しい生き方だといえるでしょう。なぜならそれは自然に従った生き方であり、本来の世の中の構造と仕組みであって、それが正しいのだといえるはずだからです。「あるがままに、成るがままに、全てを受け入れ、心から感謝し、喜び、楽しく生きよう」

生き方の極意
全ての生命体の本質は創造主の分身であり、自分の本質も創造主の分身なのだ。創造主の考えられた世の中の構造を信じ、それに従って生きるのが正しいのです。創造主を含めて、世の中の存在は全て生成発達するようになっている。感謝をしたり、喜んだり、ホットとすることをしたり、プラス発想をしますと、今の地球上でも間違いなく上手に生きられる事が経験的にも論理的にもわかってきました。それは脳波をθ波やδ波にするコツでもありますし、その結果、人々は幸せになり、明るくなり、健康になり、人相もよくなります。金運にも恵まれるようになります。このような生き方をしますと「ツキ」がきます。それは、そのような生き方が、真の自然の理にしたがった生き方であることだからなのです。

「思い」はエネルギー

人間の「思い」は、想ったことをイメージ化し、実現の確信をもち、強く念じれば必ず実現します。そのために、できるだけ正しい知識を身に付け、正しく思い、それもプラス発想をしていく事が必要です。

波動で上手に生きる

どうしたら人を好きになれるか?
最大のコツは、相手のいい所だけを見るということに尽きます。人は必ずいい所があるものです。そのいいところだけを見る。これが大事です。相手を好きになれば相手も自分を好きになってくれます。どんな人間でも、いい所をたくさんもっています。その長所を見つけ、認めて、誉めてあげたら、とたんにこちらの言うことを聞いてくれるようになります。人に違いがあるのは当たり前。違いにこだわるのではなく、違いを認め、好きになるしか有りません。

長所伸展法

長所というのは、何かやらせてみたらわかります。その人がうまくできたら、それがその人にとっての長所です。あるいは、仕事なら仕事の中で、その人が好きだというところがあったら、それがその人の長所です。その長所を見つけて、短所には目を向けないことです。

●長所は伸ばす為にあり、短所は触らない為にある。●長所伸展法を使えば企業の業績も向上する。

フィードバック理論
自分が出した波動は、自分に帰ってくる。人を憎んだら自分にも憎みが帰ってきます。 人に対してマイナスの波動(恨み、憎しみ、悪口など)を投げかければ、それと同質の波動が自分に帰ってくるのです。良い事をしたら良い事が帰ってきます。自分が出した波動ですから、帰ってくる波動もそれと同質の波動です。相手を好きになれば相手も自分を好きになるのです。

優位の波動が劣位の波動をコントロールできる
人間性が高い人(エゴの少ない人)の意識が発する波動ほど優位になり、逆にエゴの強い人、こだわる人、好き嫌いが多い人の波動ほど劣位になる。

エゴを開放するには?
①執着をなくする。②束縛をなくする。③嫌いな物をなくする。人間は人間性を高める為にこそ、生まれてきたのだ。エゴ的発想の多くは、裏目に出る。

波動で上手に生きる方法
あるがまま、なるがまま全てを受け入れ、包みこみ、プラス発想して、楽しく前向きに生きよう。できるだけ長所や好きなことを活かし、できるだけ短所や嫌いなことに触れず、自分を活かして、できるだけ全てと仲良く生きよう、過去を思い煩わず、未来を心配せず、現在に至誠の気持ちで生きよう。

波動の4つの性質

① 同じような波動はお互いに引き合う。(類は友を呼ぶ)② 違う波動は排斥しあい、相殺する。(犬猿の仲)③ 出した波動はフィードバックされる。(カガミの法則)④ 波動には優位の波動と劣位の波動があり、優位の波動は劣位の波動をコントロールできる。

人間道場

好きなことを仕事にすべし

必然、必要、ベスト

どんな事があっても感謝して、肯定して「必然、必要、ベスト」だと考えなさい。父親が死んでも、家族が事故にあっても、その理由を探しなさい。探したらわかる。今度はその理由を肯定しなさい。そして感謝しなさい。喜びなさい。それからプラス発想しなさいということですが、これは「世の中で起きる事は、全て必然・必要・ベスト」という私の定理の応用問題なんです。

成功の基本原則
創造主がいると判断しなければ、世の中の構造というものは、たとえ仮説であっても理解できません。創造主というのは自然だよね、天地自然の理といってもいい。この天地自然の理にかなうと成功します。反するとうまくいかないというだけのことで、そんなに難しくありません。

宇宙意識との調和度が高まるような生き方
それは「我」がない。「愛」の気持ちがあって、与えるのが好きで競争が嫌いな人です。

とにかくやってみよう!
とにかく一番ワクワクして、生き生きして、やりたくて仕方がなくなることに、いっぺん取り組んでみてごらんなさい。できなくてもやってみたらいい。今の時代、食べていくのは困らないからね。先のことを計算しないでとりあえずやりなさい。やってから考えたらいい。ただ大切な事は、「良心と自然に従わない事をやったらいけない」ということです。やってみたら何とかなる。それでダメだったらやめたらいい。大丈夫ですよ!

脳波と蘇生化

肯定と感謝の気持ちが脳波を下げる
身体は蘇生化する。真剣に感謝したり、人の為になることを考えたりすると脳波は下がる→病気が非常に早く治る。あらゆる事を肯定しただけでも、脳波は下がるのである。

脳波が10ヘルツ(a波)より低くなればなるだけ、その人の身体は蘇生化する。抗酸化力が強くなるのです。逆にそこから上になればなるほどその人の身体は悪くなる。崩壊化していく。崩壊化というのは、さび付いて腐ってエントロピーが増大するのです。患者さんに真剣に感謝させたり、人の為になることを考えさせたら脳波がθ波やδ波なる。そうなると病気が非常に早く治る。

今の私の結論は、あらゆる事を肯定しただけで、8ヘルツから10ヘルツのローα(アルファ)波が出る、感謝したらθ(シータ)波が出る。人の為になろうと考え、人に貢献する気持ち、愛の気持ちになったらδ(デルタ)波が出るということです。瞑想みたいな面倒な事はいらないのです。逆に人の足を引っぱってやろうなんて思ったら脳波はγ(ガンマ)波になるからそういう事はしてはいけない。欠点を指摘するのもよくない。長所の指摘はした方が良い。

世の中にあるものは全て粒子からできています。それは波動をもっています。そしてエネルギー存在なのです。強い波動は弱い波動をコントロールする力があり、自分と同じような波動は共鳴して集まってくる。そして同じ強さで違う波動はけんかしあう。これだけしか性質はないんです。人間の脳も波動を出しています。「人生には偶然という事は一つもない。起こる事はその人にとって、全て必要、必然で、後になればそれがベストだったという事がわかる。」

船井幸雄と天才達

思いはエネルギー
人間は本来無限の力をもっており、それは「思い」が最高のエネルギーであり波動になりうる「身体の故障を病といい、気を病んで病気という。人間、病をしても、病気をしてはいけない。」心の持ち方いかんで、いかに身体に影響するかを身を持って体験したのです。あるがままの自分が自分で、その世界では、私たち人間は全てのことと繋がっているのです。「できるかな?」「できるといいな?」ではなく、「できる」「できた」と確信すればできるのです。心から願っていることなら必ずかなうということを、私自身、身を持って体験してまいりました。そうして、自己実現瞑想の世界にたどり着いたのです。

心の構造(潜在意識の開発法)

①想念帯とは?
人間の心は、10%の顕在意識と、90%の潜在意識で構成されており、さらに、顕在意識と潜在意識の中間部に想念帯と呼ばれるのが有るということです。驚くべきことに、この想念帯の部分には、私たちが生まれてから今日までに思ったことや行ったことの全てが、ワープロのフロッピーのように記憶されているというのです。

②調和された思いで生活している人の想念体
曇りがなく透明になっている為、潜在意識の愛、安らぎ、平和などの思いがストレートに顕在意識に働きかける事ができ、その人の心は愛にあふれ、平和で安らぎのある調和された人生を送る事ができるのです。

③怒り、恨み妬み、愚痴など否定的な思いを抱いて生活している人の想念帯
窓ガラスが曇るように想念体に汚れがついてしまい、潜在意識の思いを顕在意識に働きかける事が難しくなる為、インスピレーションを受けにくくなり、結果的に不調和な人生を送ることになってしまう事が多いのです。否定的な感情(恨み、怒り、愚痴など)は、全て心の中に記憶され、潜在意識の中へ入っていきます。すると、それらが、潜在意識の中にある愛、調和、喜び、などの肯定的な思いに反している為、私たちは違和感を感じます。これは否定的な感情が潜在意識の中に収まる所がなく、抑圧された感情として残るからです。そして、それが多くの病気や恐怖心の原因となっていくのです。

④真我(本物の自己)とは?
真の願いは必ず実現する。私たちは誰でも宇宙意識から分かれた存在であるがゆえに、宇宙意識と直結したエネルギーを内に秘めています。各人の真の奥底にあるこのエネルギーの事を本物の自己(真我)といいます。この真我からのメッセージの導きに従って人生を生きた時に、各人にとって必要な物は全て与えられ、本当の喜びを得る事ができるのです。私たちの心に曇りを作り、本物の自己からインスピレーションを閉ざしてしまっているのです。したがって本物の自己と出会う為に一番大切な事は、心の魂の浄化を図っていくことです。サイババの言葉…「本物の師はあなたの心の中にあるのですよ。さあ、これから自らの“心を浄化”して、あなたの心の奥深くに住む師の導きに従いなさい。」

⑤潜在意識の開発に一番大切な事は、心の浄化である
つまり、良心に基づいた反省である。良心を知ることである。

心の構造

心の浄化法によって学んだ三つの事
一つ目は、私たちは、自分自身を知った程度に応じた世界(世の中で起こっていることの意)を知り、他人を理解する事ができるの言うこと。つまり、自分自身を本当に知らなければ、まわりの世界を認識できないということです。

二つ目は、過去の失敗した経験や不調和な出来事に関して、それがなぜ起こったのかを反省し、その原因を究明し、さらに、そこから学んだことを心に銘記したとき、その出来事は各人の悟りの材料と変わり、心の向上の糧になっていくということです。

三つ目は、幸せは条件や環境が整って得られる物ではなく、すでに与えられている環境、その他の恵みから、私たちがどれだけの愛を感得できるかという事です。この愛を感得する能力が高まる度合いは幸福感の深まる度合いと比例しています。

本当の自分自身になっていれば、たとえ苦しい事があっても、嫌な事があっても、また仕事を失敗しても、それはしかたがないという覚悟もできるし、それなりに受け止める事ができる。ところが、自分が自分であるのと違う状態で何かをしなければならなかったり、心ならずも戦ったりして失敗した場合には、非常に悔しいし、悔いも残ると思うのです。自分が本当に自分自身になっていれば、いい事が有れば嬉しいし、嫌な事があってもそれはそれなりに受け止められる。やはり人間誰にとっても共通の幸せというのは、自分自身であるということだと思うのです。知識、習慣、与えられた道徳など自分の外側についた余分な物を捨てれば、もともとの自分自身になるのでしょう。

宇宙の大いなる命も、我々の体の中に満たされている命も、一つのものであるというのです。人間というものは本当に大いなる他者と一体化して動いているんだ。全ての隣人、全世界の人々は、知らず知らずの内に、響きあいながら美しい調和の中で生きているのだ。人間こそが大いなる宇宙なんだと稽古を通じて知らされたのです。

生命エネルギーと「思い」の力
人間には、心(気、魂)と肉体が存在しています。その心、つまり気という生命エネルギーが肉体を動かしていて、生命エネルギーが低下すると、肉体は病気になり、エネルギーが全くなくなると肉体は死んでしまう。私が発見した原理は、そうした本当に簡単なことでした。ただ、不思議な事に、生命のエネルギーは自分の為に使うと一方的に低下しいてゆき、人の為に使うと無限大になるようです。

エネルギーが落ちて病気になった状態を、人は自然治癒力が落ちているといいます。その落ちた自然治癒力を上げるのは、「自分は治る」と信じることなのです。「治る」と一身に信じる事が、気のレベルを上げ、自らの力で病気を治してゆくのです。まさに不思議としかいい様が有りません。つまり、想念(イメージ)は力なのです。病気を治せるのは「患者さん自身」なのです。「私は必ず治る」と思うことで病気は治るのです。

病気もまた必然、必要
本当に病気は悪いものでしょうか?私は、最近では自分の周りに起こるものは全て、自分にとって「必要かつ最良のもの」だと思うようになっています。だから病気も当然良いものであるはずです。病気になっていろいろなことに気付いた人は早く治り、また、病気をしなくなります。でも、病気を恨んだり、自分のことを嘆いたりしている人は、なかなか治らなかったり、治っても再発するか、さらに悪くなっているように私には思えます。

要するに、病気はよりよい自分に生まれ変る絶好のチャンスだと思うのです。病気は、魂(真なる自分)が肉体を通して「自分」に当てた熱きメッセージなのです。もしも致命的な病気にかかっていたとしても、賢明なあなたなら、そのサインが大事な魂(真なる自分)のメッセージであることに気が付かれることと思います。病気の原因が心の歪にあったということに気が付いて、心と調和を図って生きようとしたとき、病気は内から癒されてゆくことと思います。全て身の回りに起こっている事は、「必要かつ最良のもの」だということを素直に受け入れる事が、人生をより積極的で素晴らしいものにする最大の秘訣である、と私は信じています。

命の一体化
宇宙の大いなる命も、我々の体の中に満たされている命も、一つのもであるというのです。そのように、人間というものは本当に大いなる宇宙と一体化して動いているんだ。そして、全ての隣人、全世界の人々は、知らず知らずのうちに、響きあいながら美しい調和の中で生きているんだ。人間こそが大いなる宇宙なんだ。

意識はエネルギー
現代の化学によると、物質を突き詰めてゆくと原子にいきあたります。原子を構成している物に中性子が有り、それが「意識」そのものなのです。そうすると人間はもとより宇宙にある全てのものが意識ということになり、この宇宙は「意識の海」だということになります。原子はエネルギーに変換しますから、意識はエネルギーそのものということになります。人生も病気も全て自分の意識が作り上げた世界ということになります。そうすると意識の歪は、病気はもとより、全てのものを歪めてしまう力を持っているのです。

でも、この事がわかれば、この混沌として救いようのない世の中を、私たちは変える事が可能です。意識を変えるだけでいいのです。このように、我々もこの地球も、広大な宇宙を構成しているものの一つなのですから、宇宙との調和のとれた生き方が、私たちがとる一番良い生き方だという事がわかります。この事が理解できると、環境汚染や戦争もなくて自然に生きてゆける世の中が来ると思います。

宇宙エネルギー
何もない真空だと思われていた宇宙空間に、無限のエネルギーが存在しているそうです。形有るもの、存在するもの全てが、その宇宙エネルギーから作られているそうです。病気の治療目的で使っているのが気功と思われます。エネルギーのさまざまな波動が意識の介在によって物質化し、さまざまな現象を引き起こしているのです。

困難や不幸はなぜ起こるのか?
本来進むべき道が何だったのか、そのことを見直す為にさまざまな困難や不幸、病気などが身の回りにあらかじめセットされていたということに気が付くでしょう。自分そのものだと思っていた肉体が、実はそのための道具にしか過ぎなかった、というわけです。

●病気は、エネルギーが形を変えて心が作り出した陰である。●病気を通して健康を、死を通して生を学んでいる。●病気を選択したのも、学んでいるのも魂そのものである。

人は世の中の役に立つ為に生まれてくると、私は教えられて育ちました。そして、それが人と「目標を定めて突き進めば、障害もいつのまにかなくなっている」しての真の喜びであり、生き甲斐であると教えられ、今日に至るまで、そのような生き方をしたい物だと思いつづけてきました。「心で求めたものは与えられる」 「言葉や行動で人に与えた事が自分に与えられる」実は、私たちには全てが与えられているのです。

意識とエネルギー
病気を治す時には、この人の潜在意識(魂のエネルギー)は、こんな病気、見事に治してしまうと、そのように実感し、自分で感動して差し上げるのです。自分がでしゃばって治そうとしてはいけません。生命の輝きを黙ってみていれば良いのです。心は創り出す働きを持っているものですから、あとは、意識の創造するエネルギーが作り出してくれます。こうして、宇宙を支配する法則に乗かって生きていく、これが秘訣です。例えば、人に尊敬されたければ、自分の仲間や身近の人たちでも、心から尊敬していれば良いのです。それなのに、人は自分が尊敬されようとして心を砕いてしまいますから、心身ともに疲れるのです。人から尊敬されようとして、謀(はか)りごとをめぐらすと、やがて法則が働いて、人から謀られます。実際には、心を「尊敬」という実感で満たしておけば、自然に人から尊敬されてしまうだけなのです。

●人に与えたとおりが、自分に与えられる!●心で求めたものは与えられる!●病気は必ず治るに決まっている!と決める事が病気を治す第一歩!●目標を定めて突き進めば、障害もいつのまにかなくなっている!

生態エネルギー
生態エネルギー理論では、遺伝子の持っている能力をフルに使えば、植物でも動物でも必要な物は自分で創り出す事ができるのです。生態エネルギーは遺伝子の情報を引き出すエネルギーなのです。

FTI農法
動物や植物、鉱物などが本来持っている遺伝子情報が、今多くの要因で引き出されていない。それを引き出す方法である。

エゴからエヴァへ

金銭至上主義に疑問符
経営者や経営幹部の90%までが、今では「企業経営の目的は教育性(人々の人間性を引き出すこと)や社会性(世のため人の為になること)の追求にあり、その結果収益が生まれる。」という考えである。金銭至上主義に疑問を感じる経営者が増えてきたのである。

良心とは?
人間には良心があります。「良心」はどのような事が正しいか、また正しくないかを知らせてくれます。「良心」とは、宇宙の至高存在が、我々に与えてくれた「正しい生き方のための心」だと思っています。

第一章、我々は、かなり間違っていたようだ

人間の「思い」はエネルギーであり、物質化する
人間の「思い」や「意識」はエネルギーであり、物質に影響を与えるのが間違いない。(地震による人々の恐怖心が、水に反映し、物質的変化(結晶の変化)を与えた。→科学的に証明)

競争より、協調(協力)へ「競争は悪である」
「競争」は非生産的であるばかりか、人間の尊厳を日々蝕んでいく。 生の根源たる進化と適者生存にも「競争」は関係ない。ここに見られるのは、共生、共同、協働の仕組みである。「人間も自然も競争するより強調(協力)した方が、はるかに効率的に生きられ成長できる。」

「全てを味方に」「全てを善に」「世の為になるかならないか」
敵を批判し否定あるいは抹殺するよりも、どんな存在についても良い所を見つけ協調し合い共生する方が、気分もよく効率的でうまくいくのである。企業なら業績もあがる。

人生観を変えた五つの出来事
創造主とか宇宙から見れば、それは一つの自然であり、なにかの目的があって、全てのものが生まれ、生き、死ぬもようである。そして、そこに生まれる前から存在し、死んだ後も存在し続ける何かがあることは間違いないといえそうである。死は全ての終わりではなく、死後の世界があるのだと思い出した瞬間から、人間の人生観は大きく変わる。人間には前世がある。人は創造主の計画の基に導かれ生かされている。この世に不必要なものはない。

①人間の本質は、あの世と、この世を行ったり来たりすること。②いろんな人種、民族に生まれてくこと。③人間は自分の本質を高める為にこの世に存在していること(この世は人間性を高める為の勉強をする学校)。④許し奉仕する事が正しい生き方であること。⑤ 我々の本質は不死であること。人の生命は永遠であり連続するということ、いわゆる生まれ変わりがあるということ。『前世を記憶する20人の子供』

第二章、人類が迎えた有史以来の大変革

直感力とは?
直感力(考えなくても正しい答えがわかる能力) 大家=エドガー・ケイシー。謙虚で他への奉仕精神にとみ、人生や生き方に責任を持っている人に発露しやすい。自分の内面にある超意識の声に耳を傾けること。

宇宙全ての存在物には、意識と意思がある
なぜなら原子核を構成している中性子が意識で、陽子が意思だからである。この原子核の集合体(本質)は、宇宙の法則にかなって、より調和の取れた方向へ周波数をあげる為に、自然を理解し味わい体験すること(スタディ)を繰り返している。

原子核の集合体は、鉱物、植物、動物、人間という形態を借りつつ、常により高い調和を求めてスタディしている。原子核の集合体である本質が、我々の肉体を通じてスタディしているのだという事に気付き、自我を限りなく少なくし、個人的な欲望を捨てた生き方をすることです。全ては生成発展する。

どうしてみんな競争し、大急ぎで生きているのだろう。どうしてみんな、人よりたくさんのお金や財産を求めているのだろう。どうして、一生をそんなことに使うのだろう。まるで自殺を決意し、それに向かって疾走しているようだ。人は幸せを求めている。なのに、この世界は競争原理で成り立っている。幸せは、お金や出世ではなく、その反対側にあるもの。競争しないこと、戦わないこと、仲良くすることから始まる。人は変わることはできない。自分が変わることはできる。自分が変わることで相手が変わる。自分が変わることで周りが変わり、世界が変わる。

第三章、正しい生き方、本物の生き方

経営体(人生)を上手に軌道に乗せる方法
① 時流適応法=時流を的確につかみ、それに従う。(時流の流れに従う。)② 良くなる原則法=どのような時でも、このようにすれば良くなるという原則法。教育とは、人間性を引き出す為のもので、人にとって何よりも大事なことである。

人間は他の生物と比べて、三つの特性を持っている(正しい生き方)

① 人間の頭は、使えば使う程良くなる。(人間は生涯、学び続け頭を良くし続けるべき存在なのだ。頭を使いましょう!)② 理性的な働きをつかさどる脳(大脳新皮質)を持っている。(人間は理性的に生きるべきだ。「良心に従い理性的に判断して、良いと思うことを実行し、悪いと思うことをやめる」)③ 「思い」を積極的に実現させうる唯一の地球上の生物(世のため人のためになることを実行する)この三つを合わせると、人間の役割は「良いことを思い、世の中を良いように変革し、世の為に奉仕すること」

世の中は主体性を持った一つの意識と意思により作られ動かされている。(創造主は存在する)この創造主(至高存在)は、自分の創った全てのものが生成発展するように仕組まれたようです。

至高存在の意に叶った生き方

① 長所伸展法(長所を伸ばすように力を入れる。運が付いてくる。短所是正を試みないこと。)② 良心法(良心に反することはやめてしまい、良心にあう事しかしない。良心的経営が好業績の原動力。ウォルマートの「良心による経営」が至高存在を喜ばせ、顧客や取引先に受け入れられた。)③ 親身法(悪口と自慢だけはしてはならない、絶対に損をする。人間社会での上手に生きる為の常識。子に対する親の気持ちになって、全てに対処する。(他人の自慢を喜んで聞いてあげる。)長所を見つけその人を好きになる。)

経営の効率的な勉強法
実現可能な夢、実現の確信できる夢を経営の世界ではなるべく効率的に持つ事が必要です。そのためには、やはり勉強しなければなりませんが、効率的な勉強法として、私が見つけた方法があります。それは、びっくり現象、成功例、本物を出来るだけ多く知ることです。知るポイントは、「百聞は一見に如かず、百見一経に如かず」ですが、それをらを知り、ルール化し、自分の体質に合わせて将来の実現可能な夢を描くことです。というより、びっくり現象や本物や成功例をいくつか知りますと、普通の人ならたいてい夢を描き始めます。本物=単純化、調和化、自然化、質素、愛

第四章、船井幸雄へのQ&A

人として知らなければならない世の中の基本ルール
① 因果と公平(損があらば、必ず得が戻ってくる。我々の本質(魂)は、不死。生き続けている。 肉体を失ってもそれは肉体だけの死であり、本質は死なないで生き続ける。新しい肉体に入り生まれ変わるのである。)② 全てが生成発展(この世の中も、世の中の存在も全て生成発展する。)③ 全て必要、必然、ベスト(どんな嫌な事が起きても、まず理由を考え、肯定し、感謝すること。)④ 「思い」は実現する(「良いこと」を思うこと。プラス発想。)

エヴァへの道

自分や自分の周辺に起きることには、全て意味がある
しかもそれらが必然、必要、ベストの事象になるから、世の中の仕組みはうまくできている。したがって、どのような事が自分や自分の周囲に起きようとも、その全てを肯定し、感謝するのが正しいようだ。なぜなら、全ての事柄に意味があるはずだから、病気、倒産、事故など「つき」の悪い事が起きたときほど、その理由と意味を考え、理解し、納得し、そして肯定、感謝へとつなぐべきである。無駄なことは何一つないのだ。

善と悪の融合
「善」と「悪」を融合させるのです。そして良い方の概念の「善」に全ての基準を置いて一体化させるのです。それで答えが出てくる。「敵」と「味方」についても同様です。これが本当の意味の「包みこみ法」であり、「長所伸展法」なのです。「善」と「悪」を一緒にすれば「善」になる。敵と味方を一緒にすれば味方になる。「松下電器という会社は人づくりをしている。ついでに電気製品を作っている。」

『LIFE BETWEEN LIFE』ジョイル・ホイットン。死ぬとあの世に行きます。そこで複数の偉大なる存在の前に連れて行かれるのです。そして今世で何をしたかを一から見せられます。喜ばせたら、喜ばせた人の気持ちが全てわかるのです。それで反省します。

また全ての過去世でどんな生き方をしていたかも全部思い出します。あの世というのはとても気楽な良い所で、のんびりと休めるらしいのですが、この世の方がしっかり勉強できるので、偉大なる存在に「またこの世に出て行きなさい」と言われ、自分でも行きたいなと思うようになります。

その時に、偉大なる存在たちと相談しながら、今度はどんな勉強をしようか、どんな仲間と一緒に勉強しよかと考えて、あの人とあの人の子供に生まれようなどと決めて出てくるようなのです。例えば、前は日本人だったから今度はアフリカに生まれようとか、前は男だったから今度は女に生まれようとか、前は貧乏だったから今度は大金持ちの子供に生まれようとか、自分で決めてでてくるのですね。その中でまず、100%決めているのは、誰と結婚するかと、いつまで生きようとかだという感じです。

船井幸雄の宇宙観(世の中の仕組み)

全てのものは生成発展する。世の中のものは、みな良くなるようになっている。② 世の中で起こることは、全て必要、必然、ベストになるようにできている。③ 人間は小宇宙で、大宇宙や原子の世界と人間の構造は全く一緒。④ 全ての源は波動。⑤ SOMETHING GREATは存在する。

船井幸雄の人間観(人間とはどんなものか)

①我々の本質は魂(原子核の集合体)である。我々の魂は、人間の魂になる前は動物の魂でしたし、その前は植物の魂だったようです。そして人間の魂を卒業すれば神の魂になるということも、ほぼ間違いないと思われます。

②人間は地球上の動植物のDNAを全部持っている存在ですから、地球上の動植物について全ての責任がある。

③肉体は借り物ですが、魂は永遠の存在で、死んでも終わりではありません。それから、この世で人間の体に入っているときが一番成長できるようです。魂が成長できるポイントは、愛、奉仕し許すこと。

④SOMETHING GREATの意に添った生き方をすると、何もかもうまくいきます。意に反した生き方をすれば、例えば病気になったり、人相が悪くなったりツキが悪くなったりするようです。SOMETHING GREATは我々に正しく生きてもらいたい(良心)と思っているのだ。

⑤SOMETHING GREATがどんな気持ちで宇宙を作り、世の中の仕組みを作ったのかということを理解しないと、上手に生きられないと私は考えます。

SOMETHING GREATの意に添った生き方 

ツキをつける(意思決定の五条件)

① やりたいこと・楽しいことをやる。(やりたくないこと・楽しくないことはやらない)② 自信のあることはやる。(自信のないことはやらない)③ 自分の為だけでなく世の為になることをやる。(自分の為だけの事ならやめたほうが良い)④ 責任がとれること。(自分で責任の取れないことは、やってはいけない)⑤ 憎まれることはやらない。(一番その人のツキを落とす)長所伸展法・良心法・親身法を実践する事・プラス発想をする事(運を招き寄せる方法)

正しい方向に進む事が大事
① 一番化=一番のものを伸ばすこと。一番であれば、どこからでも人が来る。② 単純化=今の世の中、複雑化というのはダメである。

時流の読み方―小売店の繁盛している条件
① 明るいこと=店内が明るい、本のタイトルが明るいなど。② 女の時代=女性が納得し、喜ぶことでないと、受け入れられない時代。③ 口コミの時代=口コミに乗るようなことをしないと、うまくいかない。④ 本物の時代=安全、安心、快適、低価格、高品質。⑤ 前向きのビックリ=一番の勉強法(本物とショックにできるだけ挑戦する→自分の成長)

時流の方向
① 共生の時代(競争の時代は終わる)② 融合の時代(対立の時代は終わる)③ 公開の時代(秘密の時代は終わる)④ エコロジーの時代(エコノミーの時代は終わる)⑤ 節約の時代(浪費の時代は終わった)マクロの善人間を目指すこと(自分の事、目先の事を考えない)

強い波動(プラス発想・影響の輪)は弱い波動(マイナス発想・関心の輪)を同化する
「プラス発想」と「マイナス発想」では、プラス発想になり、「敵」と「味方」が融合すれば味方になり、「肯定」と「否定」では肯定になります。要は包み込める方のものに、なる。包み込む前に必要なのが、肯定と感謝です。これこそプラス発想だと言える。

世の中で起こることは、全て意味がある
病気も必然、必要、ベストのこと。意味のないことなどない。「病気」とか「ツキ」が悪いということは、間違った生き方をしているから。その間違いの理由を考え、肯定し、感謝すること。例えば病気に感謝してみましょう。

この世は我々の本質=魂にとっての学校
いろんな勉強をする所。我々の本質は肉体ではなく、魂であり、それぞれ計画的な目的を持って「この世」に生を受けている。SOMETHING GREATの意思。

時代の流れは変わった
今は儲けようと思っても、儲かるだろうと予測しても、「世のため人の為にならないものや、必要でないものは、儲からなくなった」のである。その逆に、「必要で、世のため人の為になる良いものは、必ず儲かるようになった」のである。損得計算をしなくても、真に良いこと、必要なことなら、経済的に十分採算にのるのです。良いことは、目先の損得など考えずにやっても大丈夫。「儲ける」ことよりも、「世のため、人のため」になることをモットーにする事。

松下幸之助の理念
松下幸之助さんは、社員がいろんな事を提案してきますと、三つの質問をしたのである。一つ目は、「それを実行すると社員は喜びますか?」二つ目は「売ってくれる人たちが喜びますか?」三つ目に「儲かりますか?」この三つとも「イエス」の場合のみ「では、やってみなはれ」というGOサインを出したという。

ネスコムの教育法
教師が教え込むというやり方から、生徒が自主的に学び取るというやり方へ180度転換したのだ。すると、生徒の成績がどんどん伸びた。生徒は他の生徒と比較されるわけではないから劣等感を感じることもない。

本物時代の到来

「矛盾だらけの資本主義社会は、近未来に大変革を遂げ、いよいよ人類は、本物時代を迎えるだろう」一般に、それまでの時代を支配していたものは、次の時代が始まりそうな時には、旧時代の権威維持のために激しい抵抗をします。資本主義の時代である今、アメリカと日本が世界の約40%強の経済力を占めているわけですから、端的に言ってこの両国が主役です。

新しい時代の幕開けには、必ず「生みの苦しみ」が伴うのです。その後には、素晴らしい時代がやってくるものです。世の中の流れを良く掴み、日々それに対処できるように勉強を怠らなければ、必ず道は開けてくるものです。混迷の末の近未来に訪れるのは、どうやら「本物の時代」だと思われます。その日に向けて、どうすればいいかも分かってきました。たとえば、自分の長所を活かし、「世のため人のため、自分のためになること」に取り掛かれば良いのです。

第1章 本物技術が開く未来像

21世紀の幕開けにあわせるように解読に成功したDNA、ヒトゲムノによると、人間は150歳まで生きられるそうだと言われています。世界一の長寿国フンザのパラレソさんが132歳まで生きて、105歳の時に子供が出来たとしても別に不思議でもなんでもないのです。それを私たちが信じられないのは、身近にそういう人がいないからに他なりません。

我々は文明国で暮らしているから元気で長生きできなかったようです。文明国には自然のままの食品が極端に少なくなっています。野菜は農薬にまみれ、牛や豚、あるいは魚も養殖だから人工飼育で育ち、食品には例外なく防腐剤などの食品添加物が含まれている、といった具合です。これは、食品を効率よく生産し、商品として長く店頭において置けるように、と考える「資本主義の論理」から来ています。

逆にフンザでは100%自然食なのです。フンザの人が長生きできる秘密は、その「飲み水」にあるらしいです。フンザという村には化学文明による汚染がほとんどなかったのです。自然の水と塩には、本来バランス良くミネラル(微量栄養素)などが含まれていてこれが重要な健康の元になっているようです。それを食堂の水道水と食卓塩に変えてしまった国では、どうしてもミネラル不足や栄養源不足なってしまいます。

本物の5条件
① つき合うものを害さない。② つき合うものを良くする(蘇生化させ調和させる)。③ 高品質で安全、そして安心できる。④ 単純でしかも万能。⑤ 経済的である。この5つの条件に「三つ以上適うもの」なら本物だといえます。

本物主義と資本主義の違い
資本主義はとにかく儲けを追求しなければならないと考えるので、良いものは高くしてたくさん儲けるのが当たり前。これは自然の流れに反すること。本物主義では自然の摂理に逆らうようなことをしてはいけないのです。ですから、商品なら良いものを安くし、それが出回ることを望みます。何事も自然の摂理に従ってやっていくのが正しく、それが本物主義である、という事になります。企業とは、『金儲け』や『損得勘定』だけを目的として動くものではないのです。どれだけ社会に貢献する事ができたか、などの部分も重視されるものだと思います。企業は社会の一員を構成する『家族』なのです。

船井総研 経営特徴(この順番で重視)
① 社会性 ② 教育性 ③ 収益性

●自然のメカニズム以上の本物はない!
昔あって、今はないもの。資本主義文明にドップリ浸かっているうちに、いつの間にか忘れてしまったもの。そういうものを改めて見直してみると、本物の生き方はもちろんのこと、たくさんの本物技術のヒントを見つける事が出来ます。昔あって、今はないもの。例えば有機農法での田んぼや畑です。自然のメカニズムに勝る本物はありません。私はこのメカニズムを作った存在をサムシンググレートと呼んでいます。今の人間は、自然の摂理に逆わらず、サムシンググレートの想像力に素直に従うべきだと思います。

※自然循環栽培とは?まず体に悪いため、農薬や化学肥料は一切使いません。自然界の食物連鎖を活かし、なるべる余分な手を加えずに、自然のメカニズムに任せようという発想なのです。

第2章 本物の生き方が幸せを呼ぶ

モノからココロへ(成功の条件)
① 成功するより、幸せに生きることの方がはるかに大事だ。② 済んだことはくよくよしない。未来は神に任せる。③ 夢を持って、明るく、今現在に全力投球し続けるのが、成功の秘訣である。④ 声が大きくて、明るく元気で、ちょっぴり知性があれば、たいがいのことはうまくいく。

今、最も伝えたい10項目
① 世の中の存在は全て生成発展している。生成発展しているとは、(1)より自由に、(2)より多くのものを好きになり、(3)よりエゴが少なくて…の方向に進んできることである。② 人生は楽しむためにある。人は何をしても自由、というのが世の中の本来のシステムである。③ 肉体とは、その制約の中で一つの夢を体験し、学ぶためのフル・オートマチックな車のようなものである。④ 死とは、大きな家の中の別の部屋に移るようなもので、楽しい経験である。⑤ 生も死も、現実も、全て自分が選択して決めている。現実は間違いなく自分が招いたものである。

⑥ マクロで見ると現実も夢のようなもの。全ては観念の産物といえる。⑦ 地球上には、マイナス発想的な難しい制約がある。これは地球人の観念が作ったものであり、そのため生老病死などの苦労がある。地球上ではボチボチ制約をはずした方が良さそうだ。⑧ 権威や権力に動かされるものではなく、直感と洞察力で生きられるようになるのが、とりあえず人生の目的のようである。⑨ ともかく、何よりも自他を縛らないのが、私たちの当面の目標といえよう。⑩ これらのことは、全て「波動の原理」で説明できる。

※これらを経験的に納得するためのコツをあげると…それは「自然の摂理」に従って生きてみる(考えてみる)事です。すると、この10項目はみな、自然の摂理に合致している事が分かります。自然の摂理というのは非常に単純です。自然とは、言うならば、(相似象)(陰陽)(循環)の構造を持ち、(長所を活かしつつバランスをとり)ながら(常に生成発展している)存在といえます。このカッコで強調した五つが自然の摂理です。

この五条件から外れたことをしたら、何であれ結果として絶対うまくいきません。人の生き方も、経営も、さらには世の中全体についても、しかりです。ちなみに相似象とは、自然の中に存在するものは、人間であれ他の動物であれ、また草も木も石も全て、同じような構造になっているということです。陰陽は、光があれば影がある、作用があれば反作用があり、この世があればあの世があるというように、全ては表裏をなしているということです。自然はこのように単純で均整の取れた構造をしていて、しかも絶えず循環しています。この自然の調和を崩すような行為、及び思いは、どうしても悪い結果しか招かないようなのです。

本当の役割
企業の成長を維持し、顧客に求められ続ける事がいかに難しいか、つくづく考えさせられます。これについては、ウォルマートの例が確信させてくれますが、企業活動においても「目先だけ、自分だけ、お金だけ」を考えるのではなく、「世の中を喜ばせる」ことを第一に考える経営が正解のようです。人間の生き方と同じく「自然の摂理」、あるいは「良心」に従っての経営でないと、真の意味での強い企業には育て上げられないといえそうです。そして三つ目です。「世の中で起こることの全ては必要、必然であり、全ての人は「ある時点まで」は自分の意志で生きるというより、大きな自然の意志によって生かされている」らしい、と気づきました。カルマ(本来その人が持って生まれてきた役割)を果たすまでは、身の回りに色々な事が起こります。その起こる出来事にはすべて何らかの意味があり、しかも全て自分が招いたもので、勉強しなければならないことなのだと考えてほしいのです。

世の中での出来事は偶然に起こることなど一つもなく、カルマを解消するのに必要だったり、カルマを持つゆえに犯してしまう誤った行動に対する必然のリアクションだったり、いずれにしても私たちが与えられた本来の役割に気づくまでの試練のようなものと考えていいようです。そこに気づいてから、私も自分に起こることの全てをいったん受け入れ、そこから何かを学び、何かを掴み取ろうと努力するようになりました。おそらく、自分の新の役割に気づいてからが、本当の人生なのです。それからの人生には、生きる迷いはなく、素晴らしい充実した日々を送る事が出来るでしょう。

素直な人は運がいい
他者に対する事が、自分に返ってきます。与えられたら与えられるし、奪ったら奪われるという事が間違いのないことのようです。自分が他者に与えるものしか、自分も受け取れないのです。大切なことは、「すなお」で「謙虚」、そして「プラス発想」して、楽しく幸せに前向きに生きるということ。

「与えるものが受け取るもの」とも共通する部分が多いのですが、私は「世の中は、まったく公平だ」という事を実感しています。これは世の中のルールであることは明らかです。全体も個もバランスをとって生成発展するようになっていることから考えても、これは当然のルールのようです。世の中が不公平に出来ているということは絶対にありえません。

人間の大きな特性であり、人間にしかない特性、それは「経験を積んで勉強することで成長していける」ことです。この特性を活かして生きる事が人間にとっての「自然の摂理」に合った生き方なのです。運がいいといわれる人は、運をつかむ努力を必ずしています。「チャンスは誰の前にも平等にやってくる」もので、それを確実につかむ準備をしているか否かが、運の良し悪しを決めるといっていいようです。ここで扱っている「すなおさ」というのも、運を呼び込む(掴む)ための非常に有効な「準備」の一つになります。

※ あらゆる角度から考えて、やはりすなおに生きるのが一番いいと思います。そして、謙虚であれば尚いい。【すなおで謙虚でプラス発想することこそ、上手に生きるためのポイントであるといっていいようだ】と、これが私の得た結論なのです。

北原照久社長(開運!なんでも鑑定団・株式会社トーイズ社長)から学ぶこと
① 「今が一番幸せだ!」また10年先にも「今が一番いい」といえるような人生を送りたい。要するに、全て『考え方』であり『気持ちの持ち方』なのです。『今が一番いい』と思っていると、想いもよらない様々な奇跡が実現していきます。究極のプラス発想。② 強い思いは必ず実現する!

「ツキ」の10か条
①プラス発想 ②勉強好き ③すなお ④感動 ⑤感激 ⑥感謝 ⑦ツイテいる人と付き合え ⑧ツイている人を集めよ ⑨ほめろ ⑩自分はツイていると思え

何にでも感謝すれば、全て良い方向に向かいます。人の好感度は『どれだけ感謝できるか』によって決まります。ツイている人からは、たくさんのついている『気』がもらえます。ほめれば、褒められた方も、褒めた方もいい気持ちになれます。相手のよいところを見つけてほめる癖付けをしておくと、人の長所が良く見えるようにもなります。けなすよりも、ほめる方がいいに決まっているんです。『自分はツイている』と思っている人にこそツキは回っていきます。自分が発した言葉は、言霊として自分に返ってきます。『本物』とは「ハイレベルエネルギーを集める存在(=人、物、システム、その他全て)」である。

「想いは実現する!」は昔からの事実
『聖書』に次ぐベストセラー、ジェームズ・アレン(成功教の教祖)の著書で『ASA MAN THINKETH』の中でアレンの考え方は、「人は、自ら思ったとおりの者になる!」というもの。『聖書』には「人は密かに考え、その通りの者になる」とあり、仏陀も「私たちの今の人生は私たちがこれまでに考えてきたことの結果である」と教えています。このように「実現の確信を持って思い続けてきたことが実現する」という事は、ずっと昔から信じられてきたことなのです。

第3章 21世紀を創る本物教育

● 上手な生き方のコツ
①命をかける。②付き合わなければならないこと(人、物、仕事などなんでも)については、それらの良いところを見つけ、認め、好きなろう。③長所と好きなことを伸ばし活かし、世のため、人のため、ひいては自分のために活用しよう。

本物の教育
(人を好きなり、その人の好きなこと、得意なことを探し、見つけ、引き出す)教育は「与える」ものと考えたら失敗する事が多いようです。最初は与えてやらせるしかないこともあるでしょうが、最終的には本人が積極的に自分から「学ぶ」ような形にならないと、何をやっても本当に自分の身につきません。自ら学ぼうとした時、人は初めてよく覚え、よく成長するのです。そしてその時には、人間は無限といってもいいような力を発揮します。周りから見たら奇跡としか思えないようなことも、あっさりとやってのけることが珍しくないのです。

好きなことなら、誰かに言われなくても夢中になってやります。ですから、まずはその人が好きになれることを見つけてあげることです。人より優れているところ、自分の長所に気づくと、それは必ず好きになれます。後は放っておいても、彼らは自ら積極的に学んで成長していくのです。一見したら何の取柄がなさそうな人間にも、必ず何か一つ以上の長所があります。その長所を探してあげるには、その人を好きになるのが一番です。

好きなことや得意なことを一生懸命やっていると、つまり自分の役割や使命を果たすように生きていると、その人は「幸せ」になり、「つき」「成功」もするようです。自分に最も力がつく生き方であり、世のため人のために尽くすことができる方法ともなります。なぜなら、それは自然の摂理にあった生き方だからです。自然の摂理に反するようなことをしていたら失敗するというのは、教育においても例外ではないどころか、教育において持っても如実に現れるといえます。

沖縄アクターズスクールのマキノさんの教育方針
自分のやりたいことを自分で見つけて、自ら進んで打ち込み始めるのを待つ!そうすると、そこからは急速に伸びていく、とマキノさんは言っています。自らの才能が輝きだせば、自然に人間として成長していくものです。教育というのは英語でEducationといいます。この言葉の語源となるEduceという動詞は「潜在能力を引き出す」という意味を持っています。教育で大切なのは「詰め込む」事ではなく、「引き出す」事なのです。

吉田松陰に学ぶ人材づくりのポイント
①差別しない。②長所を伸ばす。③勇気を持って実践する。④プライドを持つ。⑤ほめ合い認め合う。今、多くの教師達に望みたいのは、この松陰の純粋性です。「どんな人とも、差別しないで、その人の為に至誠の気持ちで付き合う」

今に生きる「米百俵」の逸話
幕末から明治にかけての激動期を生きた人で小林虎三郎といる人づくりの名人がいます。徳川譜代の長岡藩は戊辰北越戦争で敗れてしまい、長岡城下は焦土化し、武士も農民も町民も皆ひどい飢えに苦しめられることになったのです。窮状を見かねて支藩の三根山藩から百俵の米が届けられることになりました。腹をすかせた藩士達は、待ちかねていた米が届くと、直ぐに分配して欲しいと迫ります。ところが大参事だった虎三郎は、これを拒否し、米を分配しなかったのです。

「ここで米を分配しても、腹が満ちるのは二度か三度のことだ。それよりも、ここを耐えて、この百俵の米を基金に学校を作りたい!」と抱負を語りました。「学校で腹はふくれない」と槍を突きつけられても、虎三郎は頑として譲りませんでした。長岡藩の再建には、教育による人材育成しかない、と思い定めていたのです。「自分達の時代に間に合わなくても、子供たちの時代に間に合えばいい。まして、今日、明日の自分達の腹など、耐えられなくてどうする!」と一渇したのでした。根強い反対の中、少数の味方を頼りに構造改革を進めようとする小泉総理が「米百俵」を持ち出した気持ちも、痛いほど分かります。「何よりも人財を作れ!民度の高さは、ただ一つ、教育にあり!」小林虎三郎

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