ニール・ドナルド・ウォルシュ

- 神との対話 -

  1. HOME
  2. 本の扉

掲載の本

宇宙を見つける、自分を見つける サンマーク出版

著者紹介

「準備ができたとき、教師は現れる」と著者は語っています。世の中に偶然は無いといいます。これは、著者がチャネリングにより、神との対話を通じて書かれた書物です。「神様と対話したって?そんなバカな!」とお思いの方は、ぜひ一度読んでみて下さい。世界的な超ベストセラーそしてロングセラーを記録した本です。ちなみに世界27ヵ国で出版されました。これほど人気が出た秘密は、おそらくこの本を読むことにより「何か感じるもの」があったからでしょう。かなり衝撃的な本です。著者紹介になっていませんね。

本の概要

タイトル通りの本で、「神」(創造者)との「対話」が綴られています。しかし、タイトルから連想されるような宗教書では決してありません。この本の「神」は自らを「存在のすべて」と言っています。最初これを読んだ時、ビックリしました。あまりにも説得力に富んだ内容だからです。本当に神様と対話したんだろうなぁ~!って感じたほどです。信じる信じないは皆様の自由です。しかし、この本の内容は、自分が今まで思い付くことの出来なかった物事に対する新しい考え方や姿勢に気付かせてくれる書であることに間違いありません。きっと、新しい人生観に目覚めるかも?全部で3巻ありますが、とりあえず第1巻のみご紹介させていただきます。ぜひ、一読をお勧めしたい良書です。

神との対話

●それでは、何のためにこの世に生きているのですか? 自分が何者であるかを思い出すため、そして創りなおすためだ。

●つきつめて言えば、自分が何であるかを知るためには、自分でないものと対決しなければならない。これが相対性理論の目的であり、すべての物質的な生命の目的だ。自分自身を定義するのは、自分ではないものによってなのだ。

最高の考えには、必ず喜びがある。くもりのない言葉には真実が含まれている。最も偉大な感情、それは愛である。喜び、真実、愛。あなた方が経験に耳を傾けさえすれば、世界は今のようにではなかったはずだ。経験に耳を傾けないから、あなたは何度も同じ経験を繰り返さなければならない。いつまでも神の目的が妨げられ、神の意思が無視され続けることは無いからだ。遅かれ早かれ、あなた方は神のメッセージを受け取ることになる。

正しい祈りとは、求めたりすがったりことでは決してなく、感謝である。決して求めたりすがったりせず、感謝しなさい。

●深く探ってみれば、人間の行動には二つの行動しかない。不安か、愛か。実は、感情の涙もこの二つだけだ。不安はちぢこまり、閉ざし、引きこもり、走り、隠れ、蓄え、傷つけるエネルギーである。愛は広がり、開放し、送り出し、とどまり、明るみに出し、分け合い、癒すエネルギーである。不安があるから、持っているもの全てにしがみつき、かじりつくが、愛があれば、持っている全てを与える事が出来る。不安はしっかり抱え込み、愛は優しく抱きとる。不安はつかみ、愛は開放する。不安はいらだたせ、愛はなだめる。不安は攻撃し、愛は育む。人間の考え、言葉、行為の全ては、どちらかの感情が元になっている。他の選択の余地は無い。これ以外の選択肢が無いからだ。だが、どちらを選ぶかは自由に決められる。愛に支えられた行動をとれば、生き延びるだけでなく、勝利するだけでなく、成功するだけでなく、それ以上の事が出来る。心の声に従いなさい。

●あなた方の魂は、知る必要のある事は全て知っている。隠されていることは何もないし、知らされていないことも無い。だが、知っているだけでは、充分ではない。魂は体験したがっている。自分が寛大であることを知っていても、寛大さを示す何か体験をしなければ、概念に過ぎない。親切であることを知っていても、誰かに親切にしなければ、自意識あるだけだ。自己についての偉大な概念を偉大な体験に変えたい、それが魂の唯一の望みだ。概念が体験にならない限り、推測に過ぎない。何かを知ることと体験することは別物だ。

例の子供達は自らを体験的に知りたがった。知識として知るだけでは、例の子供、あなた方には物足りなかった。そこで、私は計画をたてた。純粋な霊であるあなた方は、創造されたばかりの物質的な宇宙に入る。概念として知っていることを体験的に知るには、物質的な世界で経験するしかないからだ。

そもそも、物質的な宇宙秩序を作った理由はそこにあった。宇宙を律する相対性のシステムを創った理由も、全ての創造行為の理由もそこにある。物質的な宇宙に入れば、自らについて知っていることを体験出る。それには、まず、対極を知らなければならない。簡単に言えば、背が低いということを知らなければ、背が高いということはわからない。自分が何であるかを知るためには、自分でないものと対決しなければならない。これが相対性の理論の目的であり、全ての物質的な生命の目的なのだ。自分自身を定義するのは、自分ではないものによってなのだ。

●素朴な関係においては、「その間」という認識はない。素朴な関係は常に二次元的であるのに、崇高な領域の関係は必ず三次元だからである。左右、上下、大小、遅速、寒暑、そして被造物の中では最も偉大な二要素である男女。これらの二者には、その間というものはない。一方か他方のどちらか、あるいはこうした二極的関係の中で大きい、小さいの違いがあるだけである。素朴な関係の中では、必ず対極が存在する。正反対のものが必ずある。日常の体験のほとんどはこちらに当てはまる。

崇高な領域の関係では、対極というものはない。全てはひとつであり、一方から他方へと変転して終わりのない循環を繰り返している。時間もそうした崇高な領域で、あなたが過去、現在、未来と呼ぶものは、一つの全体の中に存在している。つまり対極ではなく、同じ全体の部分なのだ。したがって、過去と現在と未来は同じ一つの「時」に存在すると考えれば、それは正しい。

病や不調は健康と快調の対極であり、あなた方の要請に応じて現実になる。どこかのレベルで自らが引き起こさなければ病気にはかからないし、元気になろうと決意さえすれば快くなる。個人的な深い失望も自分で選んだものだし、世界的な災厄は世界的な意識の結果である。人生の全ては、あなた自身の創造の道具なのだ。そして、出来事の全ては、自分は何者なのかを決定し、その自分になる機会を与えるために存在しているのだから。それぞれの環境が贈り物であり、それぞれの経験が隠された宝なのだ。出来事、事件、条件、環境、すべては意識から創造される。個々の意識はそれほど力強いものだ。

●最も大きな試練が、最も偉大な勝利になる可能性がある。あなたが生み出す体験は、自分が何者であるか、そして何者になりたいかという宣言なのだから。

●全ての責任を引き受けたときにはじめて力を得て、ほんの一部でも「変える」事が出来るようになる。「こんな目にあう」とは、何か、あるいは誰かのせいだと考えている限り、どうすることも出来ない。「私の責任だ」と言った時はじめて、それを変えられる。自分がしていることを変える方が、他者がしていることを変えるよりずっと容易だ。何事であれ、それを変える第一歩は、選んだのは自分だと認め、受け入れることだ。

大きな意味では、「悪いこと」は全て、あなた方の選択の結果として起こっている。間違いは、それを選んだことではなくて、それを「悪」と呼ぶことである。それを「悪」と呼べば、自分を「悪」と呼ぶことになる。創造したのは「あなた」だから。あなた方は集団として、また個人として、魂の発達という目的に向かって、自分たちの人生と時を創造している。

自分の苦痛も他者の苦痛も、減らすには受け止め方を変えればいい。あなた方は、外部の出来事を変えることは出来ない。だから、内的な経験を変えるしかない。これが、生きることの「王道」である。どんなことでも、それ自体は苦痛ではない。苦痛は誤った思考から生まれる。考え方が間違っているのだ。物事を勝手に決めつけるから苦しむのだ。決めつけるのをやめれば、苦痛はなくなる。決めつけるのはそれまでの経験のせいだ。物事に対する考え方は、過去の考えから生まれる。地獄とは、間違った考え方から受ける苦しみである。本当の自分を拒否するたびに、あなた方は地獄の体験を創り出す。

●身体を持っている間に、自分らしさを充分に実現すること、真の自分にふさわしい存在になること、それが目的である。それが、私の計画、私の理想なのだ。私は、あなた方を通じて自分を実現しなければならない。それによって、概念が体験となり、私は自己を体験的に知る。

●あなた方自身の人生が今のようになったのは、あなた方のせい、あなた方が何かを選択した、あるいはしなかったせいだ。事故は起こるべくして起こる。生命の要素があるときにある方法でぶつかり、ある結果を引き起こす。あなた方は、自分なりの理由で、その結果を不運と呼ぶかもしれない。だが、魂の課題と言う点から考えれば、不運ではない。もう一度念を押しておこう。偶然というものはないし、なにごとも「たまたま」起こったりはしない。個々の出来事や冒険は、真の自分を創造し、経験するために、あなた方自身によって呼び寄せられるものなのだ。

人生はあなたが予想するようにしか、展開しない。考えることは現実になる。これが創造の第一歩である。

創造の法則

第一の法則:あなた方は自分の想像するとおりになれるし、想像するとおりのことができるし、想像するとおりのものを持てるということだ。

第二の法則:あなた方は恐れ、不安に思うものを引き寄せるということだ。(感情には物事を引き寄せる力がある。よって、自分が最も不安に思うことを体験することになるのだ。)

※感情は動いているエネルギーである。エネルギーが動くと、効果が現れる。大量のエネルギーが動けば、物質が創り出される。物質は凝集したエネルギーだ。思考は純粋なエネルギーである。

波動の法則

①思考は創造につながる。②不安や恐怖は似たエネルギーを引き寄せる。③存在する全ては愛である。(不安と恐れは愛の対極である。)

●発展進化することが魂の目的であることはハッキリしている。それが唯一、「魂の目的」である。魂が追求しているのは、想像しうる限りの最高の愛の感情だ。これが魂の欲求、目的だ。

苦しみは出来事とは何の関係もない。出来事に対する反応の中にあるだけだ。出来事はただ起こっているだけだ。それをあなたがどう感じるかは、また別の問題だ。

●プラス思考といっても、真実であって欲しいと願うのでは上手くいかない。上手くいくのは、真実であると既に知っていることを宣言する場合だけだ。プラス思考の最高のかたちは、感謝の言葉だ!「人生で成功させてくれてありがとう!」そういう考え、思いを口にし、それに従って行動すれば、素晴らしい結果を生む。結果が欲しいからそう言うのではなく、結果が既に生じていると本当にわかっていて口にするのであれば上手くいく。

心配というのは、最悪の精神活動のひとつだ。非常に自己破壊的な憎悪の次に悪い。心配は何の役にも立たない。精神エネルギーの浪費だ。それどころか、身体を傷つける生物化学的反応のもとで、心配するのをやめれば、直ぐにも健康状態は良くなる。心配するのは「わたし」とのつながりを理解していないからだ。憎悪は一番破壊的な精神状態である。憎悪は身体を毒する。そうなると、元に戻すことは出来ない。不安は、あなたのあらゆるものと対立する。あなたの精神的、肉体的健康に悪影響を及ぼす。不安は増幅された心配である。心配、憎悪、不安は、細胞レベルで身体を攻撃する。そうなったら健康を保つことは不可能だ。病気は全て、まず精神の中で創られる。

●思考は微妙なものだが、エネルギーのかたちとしては強力だ。言葉はそれほど微妙ではなく、もっと密度が高い。いちばん密度が高いのは行動だ。行動は物理的な重いかたちで重い動きをしているエネルギーである。あなたがたとえば「わたしは敗北者だ」と否定的なことを考え、言葉にし、行動している時、すさまじい創造のエネルギーが動いている。風邪で倒れるのも不思議ではない。

否定的な思考の効果がいったん物理的なかたちをとってしまうと、逆転させることは難しい。不可能ではないが、極めて困難である。「健康上の問題を解決」するには、考え方の問題を解決すればいい。既にかかった(招いた)ものでも、癒すことが出来るし、新しい大きな問題が生じるのを予防することも出来る。要は考え方を変えればいいのだ。

人生の意味とは創造である。自分を創造し、それを経験することである。創造とは三つの部分から生じるプロセスである。あながたの創造には三つの段階がある。創造の道具は、思考、言葉、行為である。全ての思考は創造から始まる。全ての創造は次に言葉になる。全ての創造は行為によって成就される。創造に感謝すること。そして、願いは当然かなえられると信じること。

  1. HOME
  2. 本の扉